大阪市内には大きく分けてふたつの釣り場がある。南港と北港だ。北港は釣り場が3つ程度に限られるが、南港と比べて水深が深く、潮の流れの速い場所が多い。そのため回り物がよい特長がある。しかしそんな北港も、非常に海水温の高い今夏はあまりよくなかった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
今後の展望
北港も南港と同様に、夏はほとんど「死の海」だった。唯一高水温でも反応するチヌが釣りにくい場所が多いので、安定した釣果を出すことは難しい。しかし、救いはサバだ。回り物のサバが入っている。そしてサバは一潮ごとに大きくなってくる。どこかで爆発的にメタルジグに反応するタイミングがやってくるはずだ。今年も25cm級、ジグサビキで最大4連掛けできるだろうか? そのような楽しみもある。
サバがよくなるにつれて、その他の回り物も期待度が高くなる。大阪湾名物、タチウオが今年は入るだろうか? 私は半ばあきらめているが、もちろん青物の可能性がない海でもない。ただ大阪万博が近づくに釣れて、沿岸の人工島の工事が進んでしまう。USJができる前と後でも、海の状況は大きく変わったという。そのような展望も思うと、もっとも読めないエリアともいえる。
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪北港