近年各地で流行しているアカハタゲーム。今回は釣って楽しい食べて美味しい人気ターゲットのアカハタのおすすめ調理方法を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山下洋太)
人気上昇中の「アカハタ」とは?
アカハタとは、スズキ目ハタ科マハタ属に分類される魚。岩礁帯に潜み、カニやエビ、小魚を捕食する。エサ釣りはもちろん、ルアーフィッシングでアカハタを狙う釣りも大人気。アカハタはヒットすると根に潜るように強く引き、釣り味も存分に味わえる点も魅力的だ。
アカハタは食べても美味しい高級魚
ハタというと高級魚のイメージが強いが、アカハタも例外でない。アカハタの市場価格は1kgあたり2000~3000円ともいわれている。小型サイズは淡白な白身だが、40cmに迫るサイズになると脂が乗って非常に美味だ。
相性が悪い料理が少なく、さまざまな料理で楽しめる点もアカハタの魅力といえる。アカハタのおすすめ調理方法を3つ紹介しよう。
アカハタの煮付け
根魚では定番の煮付け。今回はアカハタのしっとりとした身をさらに美味しく食せるように、蒸し器を使用した煮付けを紹介する。
材料
・アカハタ 1匹
・塩 適量
・ネギの青い部分 1本分
・生姜スライス ひとかけ
A.煮汁
・酒 大4
・味醂 大4
・醤油 大3
・砂糖 大1
・水 100ml
手順
1.アカハタのウロコ、内臓、エラを取り除き、流水で洗う。水気を切り、頭を落とし、3枚におろしたら、切り身にしておく。頭はカブト割にする。
2.切り身にしたアカハタに塩をして、30分ほど置く。30分経ったら70℃ほどのお湯にくぐらせて、冷水に落とす。ウロコや血合いを綺麗に流し、水気を拭き取っておく。
3.煮汁の材料をすべて鍋に入れ、中火で10分ほど煮詰める。煮詰まったらボウルに②の切り身と煮汁、ネギの青い部分、生姜を入れてラップをする。
4。「3」を蒸し器に入れて、中火で30分ほど蒸す。蒸し上がったら、冷めるまで待つ。冷めて味が落ち着いたら、アカハタの煮付けの完成。
蒸し器ではもちろん、最近流行っている低温調理器での調理もおすすめだ。低温調理器では、62℃で45分を目安に試してみてほしい。また低温での調理では魚の臭みが飛びにくいデメリットがある。そのため、なるべく新鮮な魚で、血合いやウロコを丁寧に洗い流しておくことも重要だ。
アカハタのオイル焼き
脂が少ない30cmほどのアカハタと相性がいいのがオイル焼きだ。さっぱりとした身にオリーブオイルのコクをプラスするとさらに美味しく食せる。
材料
・アカハタ 1匹
・塩 適量
・胡椒 適量
・オリーブオイル 大4
・ニンニクスライス 3片
・トマト 1個
・シメジ 適量
手順
1.アカハタのウロコ、内臓、エラを取り除き、流水で洗い、水気を拭き取る。頭を落として3枚におろし、切り身にしておく。
2.アカハタの切り身に塩、胡椒をし、30分くらい置いて味を馴染ませておく。
3.フライパンにオリーブオイルとニンニクスライスを入れてから火をつける。弱火で焦がさないようにニンニクを揚げる。カリッとしたらニンニクを取り出しておく。
4.ニンニクを取り出したら、アカハタ、トマト、シメジを入れて焼く。焼き上がったら、皿に盛り付けて、揚げたニンニクを上に乗せて完成。
お好みの野菜を付け合わせに。またバジルパウダーを振りかけても美味しい。トマトを一緒に焼く場合は、魚の方が先に火が入ることが多い。先に魚に火が入ったら、魚だけ取り出してトマトだけを焼くと、魚に火が入りすぎず、しっとりとした仕上がりになる。
次のページではちょっと意外な組み合わせ「アカハタの胡麻和え」を紹介!