9月4日は愛知県の渥美半島にある伊良湖岬の堤防へウキダンゴ釣りに行った。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・マルキユーフィールドスタッフ・佐々木博司)
伊良湖岬でウキダンゴ釣り
当日はファミリーフィッシングも兼ねた釣りだったため、自分の釣りをしながらも、子供に魚を釣らせてあげたいという思いで、頭の中はイメージでぐるぐるしていた(釣りってイメージすることから楽しみが始まっていますね)。
現地に到着して堤防に荷物を運び、先端までキャリーカートでコロコロと引いていく。時間は午前6時ごろ、辺りは朝焼けで赤く見えるような景色で心地良く、時折優しく吹く風も気持ち良く、早速釣り人特有の特権を堤防で味わう。日ごろの疲れも吹っ飛ぶ瞬間だ。
子供たちが車で寝ている時間を利用して準備に取り掛かる。結構人気の堤防と聞いていたが、予想に反して釣り人は私を含めて3人。少し拍子抜けな感じ。このときは人が少ない原因が分からなかったが、いずれ思い知ることになる。
開始直後から反応アリ
私のウキダンゴ釣りは、まずはダンゴ作りから開始する。マルキユーのウキダンゴX1袋に対して細引きさなぎ300㏄とチヌスパイス300㏄、アミエビ500㏄におからダンゴ500㏄をバッカンの中で混ぜ合わせれば完成。ポイントに3つほどダンゴを握って投げておいてからサオを用意する。この間に魚を寄せる作戦だ。
さしエサはマルキユーの食わせオキアミスーパーハードLをメインにコーン、練りエサを用意した。
最初の数投でタナを合わせ、いよいよ本番開始!一発目はお約束のオキアミで海底をサーチするが、ウキに一切の反応も出さずさしエサがなくなる。なんだろう。エサの残り方から大体の正体は判明できるが、これは誰のしわざだ?
待望のヒットも正体はアイゴ
10投ほど投げたが状況は変わらず、音もなくさしエサがなくなる。さしエサをコーンにすると、今度はまったく触りもしない。これはチャンスだとコーンやサナギを使ったが、まったくノーアクションで丸残り。オキアミを付けると瞬間でなくなる。うーん……悩む。
クーラーから練りエサを取りだして使ってみると、ハッキリとウキに反応が出た。ガッツリアワセを入れると、サオは垂直でピッタリ止まり、きれいな弧を描いている。キター!ゴンゴン刻みながら海底を逃げ回る感触が手に伝わる。
1匹目だけに慎重にやり取りを行う。サオの弾力で少しずつ浮いてきた。ゴンゴンの感覚が小刻みになっていくなか、気づいた。チヌじゃないなコレ……。海面を割って出たのはアイゴちゃん。引きは楽しめたし良しとして次のダンゴを握る。
まさかのトライアスロン開催
一度手応えのあるやり取りをすると、感覚的にやる気スイッチが入る。調子に乗ってきてテンポよく打ち返していたが、岸際が騒がしい。放送アナウンスに聞き耳を立てていると、どうやらトライアスロンが開催されるらしい。待て待て(汗)、あの大人数が泳ぐのですか(涙)。心の準備もできないまま「よーいスタート!」。数百人が一斉に泳ぎだした。
まぁお魚さんもビックリされたようで、お食事どころではない様子。あれだけ人気だったオキアミまでもが丸残りしだした。なるほど。朝から人がいないわけだ(笑)。
そしてタイミング悪く子供が釣る気満々で登場!うーん、取りあえず堤防の内側でゴカイを付けてブッコミ釣り開始だ。こちらは影響がなく、小ダイやコッパがたくさん釣れてくれた。