8月28日(日)、兵庫県の猪名川水系・一庫大路次川に釣行してみた。解禁日から約1か月経過して盛夏を迎えたフィールドは、やや渇水の状況にもかかわらず、やる気十分な真っ黄色な若アユも混じえ17cmサイズの若アユが果敢な追いを見せ次々にヒット。爽快なアタリを見せてくれた当日の釣りの模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
一庫大路次川
猪名川水系・一庫大路次川は兵庫県の猪名川町を流れる川で、大阪市内からなら最も近くのアユのトモ釣りが楽しめる川だ。
当日はコンビニで釣友と朝食をとり、上流部の大橋からホテル前を経て川の案内所までの約1.5Km区間の川相の下見をしてみた。やや渇水状態のフィールドだが黒々とした底石が敷き詰められたポイントを見ると期待が持てそうだ。
午前7時30分に現地に到着。小鳥のさえずりが聞こえる中、午前8時のオープンゲートを待って車の列に並ぶと、15分ほど前に管理主任のUさんが到着し開門となる。
一本松へ入釣
受付を済ませ、早速、釣友は上流エリアに、私は下流エリアへと足を運んでみた。最下流には、先釣者4人の姿が見える。よって、通称「一本松」のエリアから入川することにした。
川岸を歩くと足音におびえて一目散に走り泳ぐ10~13cmサイズの3番アユの姿が次々と歓迎してくれる。
タックル・データー
サオ:裕輝(改良グラス・ソリッド穂先採用)9.0m(3way/zoom)
仕掛け:完全仕掛け・複合メタル0.1号
ハリ:一角SP7.0号(3本イカリ)
まずは小ポイントから1匹!
岩盤瀬をギラギラとコケを食む群れアユを発見。オトリを下流からゆっくりと送り込むと、群れに同調するなりいきなりヒット!宙を舞ってタモに収まったのは、15cmサイズの若アユ。いいスタートが切れそうだ。
しかし、山間から吹き降ろす風がかなり強くなってきた。サオが立たない状態で2匹を空中バラシ。ちょっとシックな気分になりながらも、下流の瀬に移動しオトリを送り込むや否や、すかっとする会心のアタリが出た。
「こう来なくちゃ!」と、つぶやきながら強風に耐えて引き寄せ、タモですくい取ったのは18cmサイズの体高のややある2番アユ。このサイズが連発すればいいのだが、すぐにサイズダウンしてしまう。
風のないステージ前へ移動
太陽光が差し込み始めた午前9時過ぎ。風はおさまらず相かわらず釣りにくい状況が続く。風を切るように半身に構えてスタンスを取り、瀬の釣りに切りかえると、やる気十分な真っ黄色な若アユが時折混じった。
ほぼ風のない通称「ステージ前」へ移動すると、このポイントはやはりパラダイスだ。17cmサイズの若アユが果敢に追いを見せ次々にヒット、爽快なアタリを見せてくれた。