宮城県に住む筆者的には、テナガエビは関東エリアの季節限定の釣りの印象でした。ところが、家からすぐの水路でテナガエビ狙いの釣り人を発見。いてもたってもいられなくなり、初めてのテナガエビ釣りに出かけた様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター菅野裕基)
1投目から本命テナガエビ
仕掛けを投入して数分、水中を揺れるウキを凝視するとゆらーっと沖に動いたような気がしたので軽く竿を上げると竿先にピピッ、ピピッという生命感が。内心ドキドキしながら手元に寄せると…釣れました!本命のテナガエビが!!まさかの1投目で釣れちゃいました(笑)。
いやぁ、いつもはネットや雑誌でしか会うことのできないテナガエビを実際に釣ることができるなんて…自宅からすぐの水路で釣れるなんて…ちょっと感動です。
この日はせっかくなので持ち帰り美味しくいただくことにして、泥抜きのためミネラルウォーターを入れたバケツにエアポンプを取り付け泥吐きさせます、この作業は釣りの最中にも行い約1時間~2時間を目安に水の入れ替えをしたほうが臭みが少なくなるようです。
好ゲストにハゼ
さて、こうなるともう1匹釣りたいというのが釣り人の性。当然、同じポイントに投入します。相かわらず数分で横に走るか沖に動くアタリがありますが、手前に寄せる途中でハリから外れバレることが多いため、ハリをまずは試しで付けたへら鮒のスレバリ4号からテナガバリの3号にチェンジし、ハリスの長さも5cmほどの短ハリスにしました。
手前のゴロタ石で反応なければ少し歩き違う場所へ投入を何回か繰り返すと、すぐに反応するのがヌマチチブで数匹釣ってから折り返すように戻る途中で今度は型のいいハゼが2連チャンで釣れました。これはこれで嬉しいお土産ゲットです。
本命も追加
そしてお昼前にお待ちかねの本命が釣れました。やっぱりエビ特有の後ろに逃げる”エビダッシュ”の動きが竿先に伝わると面白いですね。
午後は連続バラシに苦戦
風があるとはいえ水分補給と休憩はしっかりと取りながら引き続き挑むことにしました。しかし午前中とは打ってかわっていまいち渋い感じです、ようやく釣れたと思えば残念ながらのメスのテナガエビ。石積みのキワギリギリのラインを攻めるとアタリはありますが、どうしても途中でバラしてしまいます。
「ウキが横に動く→ウキが止まるとハサミから口に移すタイミング→そこから約20秒ほど経ってから竿を上げる→手元に寄せる途中でバラす」こと実に10回以上。バラしたのはすべてオスのテナガエビでした、むずかしいもんですね~。しばらくしてからもバラさず釣れるのはメスのテナガエビだけです。
ハゼに癒され納竿
気分転換に少しだけ沖に投入するとまたもや型のいいハゼが連チャンです。
ここまでテナガは2匹にハゼが4匹。終盤には仕掛けを根掛かりで失い、時間の頃合いもいい感じですので正直、数にしてみれば物足りませんが、初めてのテナガ釣りだしまずは本命も釣れたので納竿することにしました。あとは自宅に戻り下ごしらえです!