我が国には「金魚」や「白魚」など、「色+魚」の組み合わせでできた魚名がいくつもあります。どのようなものがあるのか整理してみました。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
黒魚
こちらも中国語なのですが、いわゆるライギョ(カムルチー)のことを中国ではこう呼びます。緑と黒のまだら模様が特徴の魚ですが、ときに黒みの強いものが採れるのでこのように呼ばれるのでしょう。
英名はスネークヘッド、名前の通りヘビのような見た目で食欲は湧きにくいのですが、中国はじめ東南アジア各国ではかなりの高級魚です。かつて日本にも食用として輸入されたのですが、危険な寄生虫である顎口虫の中間宿主であることから敬遠されるようになり、今ではむしろルアーフィッシングの対象魚として人気です。
パッと思いついたのはこれらの魚たちですが、おそらくまだまだあるものと思われます。ある程度興味を思ってもらえたならば、今後また新たな記事としてまとめることもあるかもしれません。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>