ケンサキイカをはじめ、ツツイカ類を対象としたゲームで好釣果を得るためには、状況に合わせたベストな釣り方、タックルを用いる必要がある。今回、ロッド選びの要点を紹介するとともに、福井県の若狭湾で釣法とタックルを使い分け、マイカ(ケンサキイカ)を攻略する様子をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 五井)
イカメタルに変更
イカの群れがまとまり、タナが絞れてきたところで下地さんはイカメタルに変更。20号のスッテ+ドロッパーで探っていく。ロッドはMETALZON(メタルゾン)SSD C64ML/SL。
15号前後のスッテの操作に適したこのロッドは、20号以下のスッテを使うケースや、繊細な駆け引きを要するシーンで活躍する汎用ライトモデル。
重いスッテ対応のモデルも
なお、これよりひと回りパワーを上げたMETALZON(メタルゾン)SSD C66M/SLがある。こちらは20号以上のスッテを使い急潮下や深場を攻めるシーンを想定してある。若狭湾ではボトムの大型狙いや、真冬のヤリイカメタルにピッタリだろう。
ちなみに、メタルゾンSSDシリーズのカーボンソリッドティップは視認性に優れたホワイト&蛍光グリーンカラー。優れた感度と相まってアングラーをサポートする。
タナを変えて釣果伸ばす
下地さんは、水深30~40mの範囲で釣果を上げつつ、アタリが減ったら上へ下へとタナを変え対応。先手を打ってタナを突き止め釣果を伸ばした。
マイカ(ケンサキイカ)のタナが変わる原因のひとつに人為的プレッシャーがある。怪しい物体に触れた仲間が次々に釣られると、周囲のイカはここにある「あれ」は危険と判断し、他のタナで捕食を始める。そこで、先手を打って付近のタナを攻めれば、警戒心を解いた個体にコンタクトできるわけだ。