夜の波止釣りで新子タチウオ12匹手中 丁寧なエサ付けがかなり重要?

夜の波止釣りで新子タチウオ12匹手中 丁寧なエサ付けがかなり重要?

この時期になると伊勢湾奥に出没する新子のタチウオ。年によって当たり外れの多い魚だが、今年はかなりの数が接岸しているようだ。今回は本格的にエサを使ったフカセ釣りでタチウオを狙った。このフカセ釣りの予想以上の難しさと面白さをレポートしよう。

三重県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

アバター画像 TSURINEWS編集部

海釣り 堤防釣り

ヒット率を上げるコツ

こんな調子で試行錯誤していると、数匹追加するころには何となくイメージがつかめてきた。ルアーでもエサでも、魚が食う部分にハリを持ってくるのが基本。吸い込むような捕食をする魚ではないので、エサがハリから垂れているとまずフッキングしない。頻繁にエサの状態を確認し、まめに付け直すことがヒット率を上げるコツとなる。

あとはハリの形状だろう。今回は手元にあったスプーン用のシングルフックを使ったが、ハリの形状やシャンクの長さなど改善すべき部分は幾つもありそうだ。

夜の波止釣りで新子タチウオ12匹手中 丁寧なエサ付けがかなり重要?したスプーン用のシングルフック(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

コツ掴めば連続ヒット

コツをつかんでからはペースも上がり、目標の10匹は軽々クリア。それでもルアーに比べると強烈に難しく、そして抜群に面白い。

だが、調子に乗って釣り過ぎると、その後が大変だ。翌日も仕事があるので、魚の処理を考えればそろそろいい頃合い。そんな訳で午後10時、12匹キャッチしたところで終了とした。

この魚は弱りやすく、リリース前提ならバーブレスフックやリリーサーが必須。地面に置いたり手を触れたりしたものは大半が死んでしまうので、せっかくならおいしく食べてあげたい。このサイズならブツ切りにして唐揚げにすると丸ごと食べられるのでお勧めだ。

この新子タチウオ、現時点で名古屋港にも群れが入っているようだ。神出鬼没の幽霊魚だけにいつまで狙えるか分からないので、気になる人は早めに釣行しよう。

夜の波止釣りで新子タチウオ12匹手中 丁寧なエサ付けがかなり重要?当日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
四日市港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年7月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。