5月19日、三重県松名瀬漁港出船の丸安丸でキスを狙った。当日は幸いメゴチのハリ掛かりが少なくピンギスも極少で、本命90数匹の釣果をえたのでその模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・出口和弘)
丸安丸で船キス釣り
三重県鳥羽市小浜町出船の丸安丸は、タイラバを一時休船し、キス釣り開幕のため母港の松名瀬漁港に回航。5月19日、1年ぶりのキス乗合開業の準備に向け、常連3人で試し釣りに出船した。
実績のある松名瀬沖はアマモの繁茂箇所を避け、外洋に寄った明和町大淀、村松沖に狙いをつけ、午後0時50分に出船、20分ほどで到着した。
乗船人数が少ないので、左舷中央にパラシュートアンカーを入れてドテラ流しをすることになり、トモに安村強さん、胴の間に冨山和康さん、ミヨシに私が着座した。
各人各様の思いを込めた道具仕掛けがある。安村さんは1.8mの反発力のあるサオに8号2本バリで、開始早々からダブルを連発。
冨山さんは船長をまねて1.2mの短ザオに軽量オモリの1本バリで、船の周囲に軽くキャストして手返し良く取り込んでいく。
こだわりのタックルで数を伸ばす
今年初の釣行でキスのアタリは活発に出ないと予想した私は、食い込み重視7対3の軟調子1.8mで始めたが、日が高くなるにつれて活性が上がり、18~20cmも交じりだしたため、感度重視メタルトップの極鋭1.6mに変更した。
穂先の感度が良すぎる(反発強)と、エサの先だけ食い逃げされることが多発するので、最初のブルがきたらすかさずサオ先を下げて送り込み、聞きアワセにサオを上げるか、次のアタリがきたらアワせるようにして空回収をなくしたい。
トップは3ケタ超え
当日は幸いメゴチのハリ掛かりが少なく、ピンギスは極少で、広範囲を探った安村さんがダントツの112匹、冨山さんと私が同数の90数匹だった。
家族が喜ぶキスフライの下ごしらえに時間がかかったが、調理の仕方も多数あって美味。これもキス釣りの楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版APC・出口和弘/TSURINEWS編>