魚釣りで外道といえば、喜ばしくない魚のほうが多いんでしょうが、この魚だけは、もっと釣れてくれないかと思っちゃいませんか?磯ではイシダイ釣りの外道、他の釣りでは、船釣りで底を狙っているときの外道ぐらいでしょうかねー。その魚とはアカハタ。「赤っぽ」とも呼ばれていますね。鮮やかなオレンジ色の魚体に白い斑点をいくつか散りばめた、色鮮やかな魚です。造りもおいしいですが、煮付けが大好きです。ハタ系の魚ですから、味は天下一品です。
アカハタの煮付け
鍋に湯を沸かし、一番最初に酒を入れます。
沸いたらアカハタを入れます。肝もよけておいたので、一緒に煮付けます。
いくらかアクが出てきたら、丁寧に取り除いてやりましょう。アクが出てこなくなったら、砂糖とミリンを入れます。
ここで、またひと煮立ちさせます。
最後に醤油を入れて、味を見ます。甘辛く濃い味付けの方が、アカハタには合いますね。
これは好みですが。味を染み込ませるために、ひっくり返してもいいのですが、身が崩れることも考え、上から煮汁をかけるか、落とし蓋をしてやりましょう。
いったん火を止め、冷ましてやります。その時に、グンと味が身にしみ込みます。食べる前に、温めてやるといいでしょう。
身はしこしことして歯ごたえがあり、甘みがあります。肝は肝で、これまたご飯にも、お酒にも合います。
ど~ん!完成!
<週刊つりニュース関西版 安田朋彦/TSURINEWS編>