アタリを捉えることが難しく、〝エサ取り名人〟の異名を持つカワハギ。秋の本格シーズンを前に、8月1日(水)、剣崎沖が解禁。これを機に狙うポイントが徐々に広がりを見せていく。〝夏カワハギ〟とも呼ばれるシーズン初期の注意点や釣果を伸ばすためのポイントについて解説する。
仕掛け
オーソドックスな仕掛けはフックビーズなどを介し、ハリス付きのハリを交換できる胴突き3本バリ。市販仕掛けは精度が高く、ミキイトやハリの号数の異なるものを購入しておけば問題ない。
夏カワハギは、釣れるサイズが大きいことを念頭に、ハリスやハリのサイズはやや大きめを準備しておけば安心。
ハリは独特な形をしたハゲ系と呼ばれるタイプなら4~4.5号。くわせ系タイプなら4.5~5号前後が主となる。
これらのハリは、ハリス付きのものが数多く販売されていて交換が容易なので、ハリ先がつねに鋭利な状態で、釣りに臨むことができる。
1日に交換する本数は私の場合、60~80本平均だが、初心者の人でも刺さりが悪く感じたらすぐに交換できるように、30~50本入りのパックを準備しておくといい。
オモリは25~30号。根掛かり頻発するので、予備は多めに用意。
潮流をあてて、仕掛けをたるませる釣り方に有効な集寄類や中オモリ。また、集魚効果を高めた光るオモリや発光体、ラバータイプも数多い。これらは、状況によって非常に効果的なアイテムとなるので、いくつか準備しておくといいだろう。
エサの付け方
まずは、エサのアサリをていねいに装着することが魚への近道。
水管、ベロの順で縫い刺し、最後はワタの部分でハリ先を止めて、ハリへとコンパクトに装着すること。エサ付け次第で、釣果に差がでるので、毎回ていねいに行う。
キホンの釣り方
聞きアワセ、たるませ、タタキ、ゼロテンション。そして、宙釣りなど、さまざまな釣法が存在するが、上級者は、それぞれを組み合わせ、状況や活性に応じた最適な誘いを見つけだして1尾を手にしていく。
初心者であれば、まずは、聞きアワセとゼロテンションを覚えておきたい。