釣り人の聖地「五島列島」でヒラマサ&クロ狙いの二刀流釣行

釣り人の聖地「五島列島」でヒラマサ&クロ狙いの二刀流釣行

1月21日から22日にかけ、日中はヒラマサ釣りで、夜はクロ釣りの二刀流釣行を狙い、上五島の平島の西というポイントに乗磯した。過酷だけれどなぜかまた行きたくなる冬の磯泊まりの模様と合わせてリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山口義宏)

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山口義宏

1956年7月生まれ。福岡県在住。令和33年7月ANA退職(現在無職)。妻と2人暮らし。子供は3人(女1・男2)。趣味は釣り・テニス・ギター。釣りの主なフィールドは五島、唐津近海の磯。得意な釣りはフカセ釣り、遠投かご釣り。釣りのモットーは粘りと、帰りは綺麗にゴミ拾いして帰ること。

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海釣り 磯釣り

過酷な瀬泊まり

今日の磯場は足場の良い所であったが、持参のテントを張れるスペースがないので、人が寝れる程の場所にマットを敷き、その上に寝袋を敷いて寝る形とした。

シュラフはゴアテックスの寝袋シートに入れて、防寒着を着たままシュラフに入り、飲み物、懐中電灯は枕元に置いて就寝した。すぐにうとうとし始めたが、強風の影響で寝袋シートが風ではらみ、バタバタ、バタバタと、音がうるさくて寝れる状況ではなくなった。

頭の中では我慢、我慢、これまでにはもっと悪い状況で瀬泊まりしてる、などと考えて悶々と寝れないで、約2時間が経過した。しかし午前0時頃に不思議と風がぱったりと止み、そこから概ね4時間ほど泥の様に寝た。

ただ午前4時過ぎから強風が再度吹き始め、バタバタ音と、朝の冷え込みの影響もあり、続けて寝れなくなり、朝の4時半にやむやむ起床となった。

気を取り直して再開

ああ早く家に帰り、風呂に入り、酒飲んでまっ平な場所で、暖かい布団で寝たいなどということを思いながら(毎回同じことを思っている)、バーナーに火をつけてお湯を沸かし、寒風の中での朝のコーヒータイムをした。不思議に朝は一発でライターも火が付いた。

この時だけは、釣れなくても不思議と釣りに来た充実感に浸れる。いわゆるソロキャンプ状態だ。バーナーの火とコーヒーで体も暖たたまり、よーし釣るゾー、リベンジだー、頑張れー。

しかし、時計を見るとまだ朝の5時過ぎ、ヒラマサ釣りには早いが、ジッとしていても暇だし、寒いし、取り敢えずウキにケミホタルを付けて、超早いがヒラマサ釣りを開始した(経験的には、朝の9時ぐらいからがヒットの時間のはず)。

チャンスタイムも不発

朝の7時半にやっと日が完全に上がり、ようし、これからだと再三気合十分となり朝食をとりつつ、飲み物は炭酸飲料、これはスカッとして、気合が入る。

その後遠投竿を振り続け、すでに時間は朝の9時。いよいよ緊迫の時間帯。益々気合も入り、投げたウキとのにらめっこが続く。ウキを見ながら引け、沈め、引け、掛かれと、掛け声の嵐状態である。

休憩も挟みながら、遂に昼の12時を過ぎてしまった。納竿まで後1時間半(当日の13時40分が納竿)。焦りとあきらめの気持ちが交錯し始めたが、遂にヒラマサの姿を見ることは出来なかった。

結局納竿の30分前となった。よし撤収作業開始。その後は慣れた手付きで撤収準備終了。今回は釣れなかったが、自分的には悪条件の中でも気持ちを切らすことなく、怪我なく、仕掛けのロストもなく良かったと総括した。ボウズだが、五島で釣りをした達成感もあった。そしてまた来ようと思った(毎回思っている)。

釣り人の聖地「五島列島」でヒラマサ&クロ狙いの二刀流釣行空のクーラーボックスに再戦誓う(提供:TSURINEWSライター山口義宏)

反省点

状況を良くみて積極的に瀬代わりを考慮すべき。特に風が強い場合は風裏のポイントを、船長にリクエストする。過去の釣果実績より、先ずは当日の天気を良く考えること。安全釣行的にもベスト。

<山口義宏/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
平島の磯
出船場所:あじか磯釣りセンター