船釣り超入門 代表的な『魚信(アタリ)』と釣り人の感度について解説

船釣り超入門 代表的な『魚信(アタリ)』と釣り人の感度について解説

船釣りを始められたばかりの方々が様々な対象魚に挑むと思われる中、対象魚ごと独特の魚信(以下、アタリ)があることを知っておくと、その後の釣り方にも向上があると思われます。その魚信の「ちがい」にそれぞれの趣きと楽しみがあり、それを知ることでさらなる奥深ぁ~い釣道へはまっていくことでしょう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井英雄)

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永井英雄

昭和36年生。船釣り歴47年。キス、カレイ、LT五目、一つテンヤマダイなど主に小物釣りを楽しんでいます。東京湾・湘南エリア・内外房エリアを主体に活動。

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釣果アップのコツ

初心者が釣果アップするためのポイントを紹介しましょう。

釣行前の予習

初心者には、まず対象魚の性質(魚のお住まい、水深、就餌形態など)や、前項で掲げたアタリの知識も少ないと思われます。なので、まず身近なメディア、書物、先輩等の助言などを見聞きして、釣行前に予習しましょう。その上で、実釣時に経験したことを、楽しかった思い出ととともに後刻重ね合わせてみましょう。

アタリを想像する

同じ対象魚を二回目以降釣りに行く場合、前回そのサカナはどんなアタリを出したか、思い返してみます。「ブルブル、プルプル、コンコン」だったか、「コツッ、コン、フッ」だったか。はたまた前回のサカナの食いが活発だったか、渋かったか、前述紹介したとおりちがいがあります。アタリの中でも、どんな擬音が多かったのか。多かった擬音は、どんなことをしたときだったのかを覚えておきましょう。

状況を覚えておく

魚側の状況もですが、釣り人側の対応内容も覚えておきましょう。

仕掛け:ハリスは細めハリも小さめor太めでハリも大きめ
誘い: 仕掛けを積極的に動かしたときorじっとしていたとき
エサの付け方:エサを大きくしたときor小さくしたとき

これらの三つのことを、サカナを待っているときにでも描いて、想像するだけでも経験として豊かになります。

船釣り超入門 代表的な『魚信(アタリ)』と釣り人の感度について解説経験を積んで釣果アップ(提供:TSURINEWSライター永井英雄)

前準備&想像が大事

実釣時では、初心者ほど考えるゆとりもないと思われますので、前述のように「サカナを待っているとき」あるいは前日にまだ見ぬサカナの特徴、性質などと合わせて描き、アタリを想像してみていかがでしょうか。

ベテランさん達は、非常に想像力がたくましいです。なんといっても「ノリ」や「モタレ」がわかり、釣り上げてしまうのですから。それには、ラインの先にあるエサ、エサがどのような状態になっているか、そのエサをサカナがどのようなアプローチしようとしているかを一連で描け、想像できるようになると「ノリ」や「モタレ」がわかる域に近くなってきていることでしょう。

<永井英雄/TSURINEWSライター>