三陸沖のヤリイカ釣りも終盤戦になりました。今シーズンはイカメタルアングラーの増加が目立ちましたが、なかなか釣れないタイミングもありました。若干難易度高めの三陸沖ヤリイカメタルゲームの攻略は敵を知ることから。ヤリイカの特性から紹介していきましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
短いゲソ
ヤリイカは触腕以外のゲソも短くて細いです。
色んなイカを釣った経験がありますが、ヤリイカのゲソや触腕の繊細さはどのイカよりも際立っています。スルメイカの獰猛さや力強さはヤリイカにはありませんし、ケンサキイカの筋肉質なゲソとも違っています。これだけ貧弱なゲソでは大型の魚を捕らえるのは難しいのではないか?と思ってしまいますが、実際はどうなのか?とても気になる所です。
よく見るとゲソ、触腕ともに吸盤がありますが、吸盤自体も発達したものではなくて吸い付きも強くないように思います。
アタリが繊細
ヤリイカをイカメタルで狙うと戸惑うのはアタリの繊細さです。前述した触腕やゲソの貧弱さ、短さが要因なのか?とにかくスッテに抱きつくアタリはとても繊細なものが多い印象があります。
もちろん、プンっとか、モタ~と分かりやすいアタリの出方の時もあります。ただ、こうした分かりやすいアタリだけに反応して掛けに行っていては、数は釣れないと思った方がいいでしょう。それだけ、ヤリイカのアタリは繊細なものが多いです。
ケンサキイカやスルメイカでも、そんな微妙なアタリがないのか?言われれば確かにありますが、ヤリイカの繊細さと比べれば、やはり多くないと思います。サオ先をいくら注視していても、今のがアタリだったの?と思うくらい微かな反応というのがとても多いのがヤリイカのイカメタルの特徴であり、難しさでもあると思います。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>