数百mから中には1000mもの水深を手巻きリールで行う深海ジギング。投入も1日通してたったの6回程度。そのマニアックさを紹介しましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
マニアックな深海ジギング
一部のマニアだけの釣りと思われている深海ジギングですが、釣りブームの浸透とタックルの進化で誰もが挑戦できるゲームフィッシングとなりつつあります。
それでもなお、深海ジギングに挑戦するには、高いハードルが存在していますが、色んな釣りを経験したアングラーが行き着く所はマグロや深海などのトップエンドの釣りが多くなってしまうのかもしれません。これから深海を目指すジガーや深海に興味のあるアングラーに贈る、深海ジギングのあるあるをお届けしたいと思います。
深海ジギングの中毒性
釣れる釣りは間違いなく面白いですが、釣れれば釣れたで満足してしまい楽しさが半減してしまうこともあるかと思います。逆に釣れないからこそ、その釣りにのめり込んでしまい熱狂的なアングラーになってしまうこともあります。
深海でのジギングは正に後者の典型なのかもしれません。釣れないけど、釣れた時の喜びは何倍も嬉しく充実した気分で高揚するのが深海ジギングです。
市場に出回らない希少な美味しい魚が狙えるのも深海の楽しみでもあり、アングラーの特権でもありますが、全くなす術なく手も足も出ないこともあります。それでも深海のジギングにハマってしまって抜け出せないアングラーが多くいるのは中毒性のある釣りだからなのかもしれません。
深海ジギングは手巻きリール
数百mの水深を手巻きリールで狙うのは、身体的な負担が大きいと思うかもしれません。ところがある程度深海ジギングを経験すれば、電動リールでは物足りなくなるかもしれません。
リールを巻くこと自体を楽しむようになってしまうのが深海ジギングです。リールを手で巻くことで感じる潮の存在感は多くの情報を伝えてくれます。水の存在感をこれ程感じることは他の釣りでは味わえないはずです。
ジグを回収するだけでも数10分の時間が掛かるわけですから、腕はパンパンで握力も入らなくなりますが、この疲労感はスポーツ後の爽やかさにも似た爽快感があります。深海ジギングを経験するなら、絶対に手巻きリールをおすすめします。