ルアーフィッシングでは「波動」という言葉がよく聞かれる。漫画みたいな語だが冗談ではない。今回は波動について深掘りしよう。単にルアーのアクションだけの意味ではないのだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
波動が必要な釣りと不要な釣り
最後に、波動が必要な釣りと、そうでない釣りを簡単にまとめておこう。
波動が必要な釣り
・青物
・タチウオ巻きパターンの高活性
・時化た海での釣り
波動が不要な釣り
・アジ、メバル
・プレッシャーのかかったシーバス
・凪いだ海での釣り
マッチ・ザ・ベイト、サイズもくわえて考えたい。魚が波動を「他の魚との衝突を避けるため」「ベイトのサイズを感じ取るため」に見ているならば、そのサイズに合わせたルアーのサイズで適切な波動を出したい。
たとえばカタクチベイトの25cm級サバに、まさか120mmのミノーはない(リアクションで食うこともあるけれど)。特にカタクチなんかは泳ぎが小さいのだから弱派動だ。しかしタチウオがベイトとするアジは波動が大きい。ここでは120mm級のミノーの出番が出てくる。
<井上海生/TSURINEWSライター>