「今年の夏休み、どこへ連れて行ってくれるの~」と、かわいい子供たちから連日の催促。「夏は暑いけど、釣りには行きたい。しかも、リーズナブルに…」と、この悩みで頭を抱えているお父さん&お母さんにお勧めしたいのがイカダ五目。自然を体感でき、良き思い出の1ページづくりにもうってつけ。まだ子供たちとの夏休み期間中の満喫プランが決まっていなければ、「気軽に楽しめるレジャーフィッシング」のイカダ五目はいかが!?今回は夏休みにピッタリお手軽釣法ツートップのサビキ釣り&チョイ投げ釣りをメーンに紹介します。ぜひ、お出かけのご参考に!
ライフジャケットは必需品!
国土交通省で関係法令が改正されて、平成30年2月から小型船舶の乗船時に、国土交通省認定のライフジャケット着用が義務化となった。
義務化になったからではなく、大切な命を守るために必要な事項だ。
新しく購入する場合、釣具店のスタッフに聞けば紹介してもらえる。もし、購入が厳しい場合は、多くの渡船店で貸し出しを行っているので問い合わせてみよう。
暑さ対策も忘れず
日差しがまぶしい真夏本番はこれから。
帽子をかぶったり、冷たい飲み物を多めに持参することなど以外に、パラソルなども準備して日陰で涼むなど、熱中症・脱水症など暑さ対策も万全に(釣り場によっては簡易テントが設置してある渡船店もある)。
また、晴れた日には頭上からの太陽光だけでなく、海面からの照り返しもあるので、日焼け止めやサングラスも準備しておいた方がいいかも。
毒持ちには十分注意を!
イカダ五目ではいろいろな魚がヒットするので楽しいが、中には毒針を持っている魚も多数いる。代表的なものとしてアイゴ・ゴンズイ・オコゼ、尻尾に鋭いトゲがあるアカエイなどは危険なので、不用意に素手で触らないように注意しよう。
「痛い」だけでは済まないこともあるので、掛かったらラインの上側から切るなどしよう。
また、フグの仲間もよく掛かってくる。クサフグ、ショウサイフグ、ヒガンフグは毒針やトゲがあるわけではないが(ハリセンボンはトゲだらけなので注意)、「高級魚」だからと持ち帰って食べないように。内蔵などに猛毒があるので危険なこともあるが、フグは免許がなければ調理できない魚なので注意しよう。
持ち返らない魚はリリースとイカダはキレイに
釣り場にもよるが、前述した毒魚&危険魚やフグの他に、「食」の分野としてもあまり人気のない魚だからなのか、イカダの上に放置した状態のままで帰港してしまう人もいるようだ。
釣り施設でも時々見かけるシーンだが、相手も命ある生き物。無駄な殺生となってしまうだけでなく、釣り場の景観も損ねてしまう。
持ち帰らない魚を釣り上げたら、そのまま元の海へそっとリリースしよう。
まとめ
夏休みは子供たちにとって一大イベント。
ワクワクしながら自宅を出発して、イカダではバッチリ魚釣りを楽しみ(はしゃぎ過ぎて、海へ落っこちないように)、そして帰宅後には「いい思い出づくりになったネ」とみんなで言い合えるよう安全第一で。
さあ、イカダ五目へGOだ!
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>