伊藤さとしのプライムフィッシング【両グルテンの新ベラ狙い:第1回】

伊藤さとしのプライムフィッシング【両グルテンの新ベラ狙い:第1回】

伊藤さとしのプライムフィッシング。テーマは「両グルテンの新ベラ狙い」。なぜ新ベラには両グルが効くのか。必要なテクニックなど、少し深く掘り下げてみよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース伊藤さとし)

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

旧ベラの活性高く苦戦

ところが当日はいいのか悪いのか旧ベラの活性が高く、なかなか新ベラフィーバーにならない。

バラケを使ったらどうですか?

伊藤 さとし

「そんなことをしたらもっと旧ベラ祭りになっちゃうよ。開くグルテンも、きょうばかりは御法度かもしれないね」

 

本来なら開き気味のグルテンで、ナジミ込みの早いアタリで乗せたいところだが、それでは旧ベラが入れアタリになってしまう。そこで伊藤は奥の手を出した。『わたグル単品』を下バリに付けて、上バリは今までのエサ。いわゆるセット的な両グルテンというやつだ。

伊藤さとしのプライムフィッシング【両グルテンの新ベラ狙い:第1回】不明確な動きでも積極的にアワせる(提供:週刊へらニュース伊藤さとし)
伊藤 さとし

「両バリとも『わたグル』単品でもいいのかもしれないけど、とりあえずは下バリだけ試してみるよ」

 

要は膨らむがあまり開かないグルテンで、旧ベラの反応を抑える。旧ベラにすき間ができれば、そこに新ベラが入り込むスペースが生まれる。

このような作戦だったが、目立った効果は得られず。終日旧ベラの中から新ベラを拾うペースだった。釣果は計35枚で、そのうち新ベラは8枚(判別不能な魚は含めず)だった。

次回も「両グルテンの新ベラ狙い」です。

<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>

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椎の木湖
この記事は『週刊へらニュース』2021年11月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。