東京都の荒川の河口付近では定期的にシーバスの大会が開かれる!今回の記事は6月後半に参加したシーバスの大会をメインに、前半は練習がてらに試しに釣行、後半は大会の釣果をお届けする。さて、結果はいかに?
いよいよ大会本番も・・・
大会本番は、シーバスのリミット5尾の総全長で競う。
くじ引きでスタート順を決め、参加者32人中16番目。狙っていたポイントには入られてしまったので、少し離れた清砂大橋~上流200m付近へエントリー。
上げ潮が効いているタイミングで、バイブレーションからスタート。ひたすらキャストし、ボトムを取ってからの巻き上げで回遊してくる魚の反応を待つ。
1時間、2時間と反応がないまま時間だけが過ぎる。横目でほかの参加選手が気になり様子を見ていると、さらに河口側にエントリーしていた一般のルアーマンが沖にキャスト後、ボトムを丹念に狙っているのが目に止まった。
見ていると連続でヒットさせている。これはチャンス!回遊の時合いに期待して、集中力を高め再度キャスト。
しかし、反応はない。
先ほど連続ヒットさせていた人が帰ったので、その空いたスペースへ。周りの選手はすでに数尾のシーバスをキャッチしていたため、「入賞するためにまずは1尾」と、バイブレーションを沖へフルキャスト。
しっかりボトムを取ると、流れが速くルアーがボトムを転がる感覚が手に伝わる。軽くリフト&フォールを入れて数回アピールしたのち、リトリーブで反応を見るがダメ。
ストップフィッシングまで残り1時間となった。
諦めかけたその時!?
「もうそろそろ終わりの時間かぁ…」と、諦めかけながらバイブレーションをリトリーブしだした瞬間だった。
ドスッとルアーが止まった。
一瞬、「根掛かり?」と思ったが、強めに設定していたドラグがジリリと鳴ってラインが出される。
エラ洗いはなく、すごい勢いで沖へ走る。
「エイのスレ掛かりか」と思ったが、張りつくことなく寄せては出されるを繰り返す。「ボラのスレ?でも、ボラにしてはかなりの大きさだな」と思いながらやりとり。
ようやく目視で確認できる辺りまで寄ってきたタイミングで思わず叫んでしまった。
「デカいっ、シーバスだ!」
一気に心拍数が上がり大興奮。心のなかでひたすら「落ち着け落ち着け」と言い聞かせながらようやくキャッチ成功。
今年一番になるであろうガッツポーズとともに「よしっ」とひと言。計測してもらうと81cmのランカーだった。
デイゲームでランカーをキャッチするなんて思わなかったが記憶に残るメモリアルフィッシュに大興奮、そして大満足だった。