みごと一回の試験で二級小型船舶操縦士免許に合格した前田敦子さん。10月初旬、楽しみにしていた初操船&実釣に相模湾を訪れた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・佐藤理)
YAMAHAのボートをレンタル
見事、二級小型船舶操縦士免許に一発合格した前田敦子さん。10月初旬に行った初操船でのボート釣りを密着取材した。
前田敦子が船舶免許に挑戦 「泳げないけどカジキマグロを釣りたくて」
9時、神奈川県三浦市にあるリビエラシーボニアマリーナに到着。この日レンタルしたボートはYAMAHAの「YFR24」。ロー&ワイドなフォルムで、高い走行性と静止安定性を両立。前後のフロアを使いきる広大なフィッシングデッキで釣りやすい。
カサゴとカワハギを狙う
シップスマストのフィッシングウェアへ着替え、ライフジャケットを着けて受付のあと桟橋へ。サポート役として参加した釣りガール・晴山由梨さんと合流。「釣りは大好きだけど初心者です」と、謙遜する。前田さんのために用意したターゲットは、釣りやすいカサゴと「以前、キモ和えにして食べたら、すごく美味しかった」というカワハギのリレー釣り。
準備が整ったあと、ゆっくりと出船。
まず、向かったのは城ヶ島沖。
GPSや魚探に興味津々
快調に進むなか、操舵席の目の前にあるGPSや魚探についても質問。海底の起伏や映る魚影に「ハイテクですね」と、見入っていた。20分ほどでポイント到着、水深15mで釣り開始。
城ヶ島沖でカサゴ手中
エサ付けに底の取り方~誘いなど、基本的な釣り方を聞いて実践していると小さなアタリが続く。どうやら、エサ取りの活性が高いようで、サバの切り身がきれいになくなっていた。
そこで、水深20mのフラットな岩礁底を、潮に乗せて流していく。しばらくすると、サオ先をたたくようなアタリ。ひと呼吸おいてリールを巻くと、ゴンゴンと明確な引きにかわる。上がってきたのは、本命のカサゴ。次の流しでも同魚をヒットさせ、センスのよさを見せる。
アカハタも登場
魚探を見ながらカケアガリを狙っていくと、ギュンと一気に食い込んでアワせるとハリ掛かり。姿を見せたのは鮮やかなオレンジ色のアカハタ。「釣れたらいいね」と、話していた魚の登場に笑顔がこぼれる。
さらに、このあとサイズアップに成功。早々に狙っていた2魚種を釣り上げ、相談のうえ、カワハギ狙いに変更してポイント移動。
カワハギ釣りへ転戦
三崎港を出たあたりの水深15mで再開。繊細な穂先のカワハギ専用ザオに持ちかえ、エサのアサリを丁寧にハリ付け。オモリを底に着けた状態でミチイトを張ったり緩めたり。すると、さっそくエサ取りの洗礼。サオ先へわずかに現れるかすかなや引き、手元にチリチリと、いかにもエサをかじっているような感覚が伝わる。仕掛けを上げると、きれいにエサが取られてなにも残っていない。
それでも、前田さんは「アタリ(反応)があるだけで、そこに魚がいるって分かるだけで楽しいです。もちろん、釣れたらもっと嬉しいですけど……」と、前向きなコメント。
数投後、今までとは違う、サオ先を抑え込むようなアタリ。スーッと聞き上げると金属的な引きにかわる。「ん?これはもしかして?」。サオを水平にキープしながら一定の速度で巻いてくると、最後に横へ走る本命の姿。それを見た晴山さんも「カワハギ、カワハギ」と、興奮気味。ベテランでも難しいとされる難敵をあっさり釣り上げコンプリートとなった。