春の陽気を通り越し、夏に向かって気温が上昇する中、シーズン終盤と言われる時期になるヒラスズキ釣行に天草西海岸〜牛深エリアにいってきました。
魚とのやり取り
ヒラスズキはとてもバレやすい魚です。合わせ(フッキング)を3回繰り返してもバレる時はバレます。エラ洗いと言われる迫力のあるジャンプでルアーをはずそうと魚も必死で抵抗します。
ヒラスズキ釣りにおいては魚をかけてからもアングラーの腕の見せ所です。強引なやりとりも重要ですが、魚の力をいなすことができないとバラしてばかりで悔しい思いをするアングラーさんも数多くいる事だと思います。
ランディング時の強い味方はもちろんロッドパワーとリールパワーですが、波を利用してロッド操作で魚の力をいなしてやる事がバレにくくする方法の1つだと考えています。
根に突っ込んだ魚を無理に引き出そうとしてもラインと根が擦れてしまいラインブレイクなどという事は多々あります。その時は、ラインをフリーにするつまりわざと糸を出して、魚に遊びを与えてやる事で根から出て浮いてきます。もちろん根から魚が出てきたらまたテンションをかけてバレないようにロッド操作をしてやることも重要です。
いよいよランディング
足場の高い場所などは大きい波がきたら一気に寄せて、ランディングするという方法もあります。
ただ、そのランディング最中に焦りが出てしまうと安全に支障をきたします。磯場から滑り落ちたり、足を踏みはずしたり、波にさらわれたりする可能性があることをしっかりと頭に入れておきましょう。そのポイントでキャストする前に魚をかけらどこでランディングするべきなのかを事前にチェックしておくことがとても大事です。
今回は無事にランディングさせることができました。この後、同じポイントにキャストしてサラシの中を「ユタッー」とルアーを漂わせると連発ヒットさせる事もできました。
命の危険と隣り合わせ
最後にヒラスズキ釣りは海が時化ないと魚の食いが立ちません。何十分も磯歩きと言うことは、よくある事です。しかし、安全面や1つ間違うと命とりになってしまいます。ゲーム性が高くスリリングな分、命の危険もあると肝に銘じておこなって下さい。身を守るライフジャケット、フェルトスパイク、グローブなどは必需品です。必ず身につけてください。
また、安全面からも単独釣行はおススメしません。マナーとルールをしっかりと守り、安全面に配慮した上で、ハラハラドキドキのヒラスズキゲームをぜひ楽しんでみて下さい。