三重県四日市市の霞ケ浦へハゼ釣りに出かけた。根掛かりに悩まされたが、置きザオにかえて回避成功。順調に数を伸ばし35匹の釣果を得た当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
霞ケ浦緑地でハゼ釣り
梅雨に逆戻りして毎日雨ばかり。天候が回復したらハゼ釣りに行こうと天気予報や雨雲レーダーをチェック。8月18日は午後2時以降には雨が上がるだろうと判断して三重県四日市市の霞ケ浦へ出かけた。
当日の四日市港の潮回りは若潮で満潮は午後3時43分。潮は大きくないが満潮前後を狙う予定だ。途中の釣り具店でイシゴカイを購入。霞ケ浦緑地のロングビーチ公園駐車場に午後2時半に到着。雲の間から久しぶりの青空も見えた。
公園内にはトイレや遊具施設の「ゆめくじら」もあってファミリーで楽しめる。不安定な天候のためか「ゆめくじら」には誰もいない。釣り具を持ってロングビーチ通りから米洗川の水門を下見する。散歩や自転車に乗る人だけで釣り人の姿は見えない。
海は少し濁りが入っていて、海上にはプカプカと流れ出たたくさんのゴミが浮かんでいる。これではハゼは釣れないかなと不安になってきた。でもサオを出してみないと分からない。
根掛かりから本命ヒット
ゴミの少ないロングビーチ通りに釣り具を置いてスタートだ。半分に切ったイシゴカイを刺して前方へ軽く投入。着底したらイトフケを取って、ミチイトを張りながらアタリを待つ。アタリがなければ少しリールを巻いてハゼを誘う。
これを繰り返していくと、早速プルンときた。軽くアワせてからリールを巻くとグンと重くなってリールが巻けない。根掛かりでガッカリ。サオをシャクって外そうとしてもダメだ。ミチイトを持って引っ張るとゆっくりと浮いてきた。手繰り寄せると木枝が引っ掛かっていた。木枝に隠れるようにハリ掛かりしているハゼを見つけてラッキー。
置きザオでダブルヒット
次投は少し位置を変えて投入すると、プルンときてハゼを追加。少しずつ投入位置を変えて探っていくが、場所によっては根掛かりが多発してハリスが切れたり、最悪はテンビンからブチ切れたりして仕掛けをロス。海底にもかなりのゴミがたまっているようだ。そこで投入したらミチイトを張って、置きザオで待つことにした。
しばらくするとサオ先がピクピクと震えるアタリが出た。リールを巻くとまた途中で重くなって、ゴミと一緒にハゼが上がってきた。やはり海底をズル引きすると根掛かってしまう。今度はアタリが出たらサオを頭上まで跳ね上げ、リールを巻き上げる。こうすることで仕掛けが海底より引き離されて根掛かりを回避してハゼをゲット。
パターンをつかむと1回目のアタリがあっても、慌てずに2回目のアタリを待って上げるとダブルでヒット。置きザオ釣法大成功と自画自賛しながらハゼを追加。