超高精度の海底地形図が無料で見られるオンラインサービス『釣りドコ』を利用して、夜の南紀の磯でモンスターハントにチャレンジ。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
伊古木の地磯でフカセ釣り
9月4日、午後2時過ぎに地磯にエントリー。釣り場はギザギザとのこぎり状に磯が突き出しており、その頂点から沖に向かってハエ根が伸びている。『釣りドコ』を見ればイメージするまでもなく、海中の様子がまるわかりだ。
特に釣り座のすぐ北のハエ根がそこまで長く沖まで張り出していないことや、釣り座の足元が急に深くなっていることが確認できる。
まずはグレ狙いから
日が暮れるまでは一般的なフカセ釣りタックルでグレを狙う。ボイルオキアミを足元にパラパラとまきはじめると、ものの20分で磯際はオセン、オヤビッチャなどが乱舞する水族館状態。釣りにならないので、ポイントを沖に移して仕切り直し。
沖の沈み根でグレ35cm
この時目安にしたのが、釣り座のすぐ北側の磯先端から伸びるハエ根。ハエ根自体すぐになだらかになってしまうのだが、その延長線上にぽつりと沈み根が見える。魚が着いていそうな雰囲気だ。
遠投で狙っていると、狙い的中でいいアタリでウキが海中へ。すかさずアワせるとギュイーンと気持ちいい引き。夏のこの時期、さらに地磯としては破格の35cmが登場した。
ブッコミ&スーパーフカセ釣りも
ここで、待ち合わせていた妹尾さんと西田さんが登場。妹尾さんはブッコミ釣りとフカセ、西田さんはキビナゴをまきエサにスーパーフカセ釣りを展開する。皆さんにも『釣りドコ』の海底地形図を見てもらい、狙い場を確認してもらう。
まず妹尾さんのブッコミは、釣り座の一つ北の磯から伸びるハエ根の北側と南側のカケアガリ。西田さんはウキの重量を利用して一番北のハエ根の手前を狙っていく。
ブッコミ釣りにウツボ連発
三人でサオを出して間もなく、妹尾さんのブッコミ竿のドラグが滑り、じりじりと悲鳴を上げた。少し待ってから大きくアワせて抜き上げたのは、ウツボ。狙いの魚ではないうえ少々小さいのでリリース。
ぐちゃぐちゃにされた仕掛けを直して入れなおすと、すぐにまたアタリ。今度もやはりウツボ。しかもサイズダウン。ハエ根の手前にポイントを変更する。