福岡県の沓尾海岸へキス釣りに出かけたが、台風の荒れで断念。江尻川河口でのハゼ釣りに切りかえ、3時間に32尾の釣果を得た釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)
小型のハゼから登場
いざ実釣。現地には8時30分ごろ到着した。急いで仕掛けを作り、第1投は9時。これからハゼが釣れだす時合いの始まりだ。
仕掛けが着底したのでイトフケを取って手前に引き寄せていると、いきなりブルンブルンとハゼのアタリあり。引き寄せるのをやめて、その場で次の本アタリを待つ。そして数秒待った後で仕掛けをゆっくり手前に引き寄せてやると、再びブルンブルンとサオ先にまで伝わる本アタリ。軽く手首でアワセを入れてやるとサオに乗った。
しかし小型のようで、何の抵抗もなくすぐに海面に姿を見せたのは、なんと中指ぐらいのサイズが釣れた。
8月になるとハゼは12~13cm前後の立派なサイズに成長するのだが、まだ小さい。今年は梅雨(つゆ)末期の大雨も降らず、大雨によるハゼの産卵も邪魔されることなく、稚魚がすくすく育ったせいか、去年に比べると魚影が濃いような気がする。
ハゼの釣れるポイント
この場所でハゼが釣れるのには理由の一つとして、水門があるということだ。引き潮になると、この水門から大量の海水が流れてきて本流と合流するため、水門の前では大きな潮目が発生するのだ。ハゼはその潮目周辺でよく釣れる。
それとは別に、水門の前方には大きな中州ができているため、干潮になると小川が二つに分かれて流れているということだ。川の流れが分かれる場所と合流する場所が、ハゼが釣れるポイントとなっているのだ。
釣果をアップさせるためには、干潮時にこのポイントを確認する必要がある。
最終釣果
正午ごろになると直射日光による強烈な暑さとなり、この辺で納竿とした。最後に周辺のゴミを拾って帰路に就いた。
釣果はほんの3時間で32尾の大漁節で、大満足の一日であった。8月に入ると、さらに数・型ともに良くなってくることであろう。
楽しく安全に釣りを楽しむために、たとえ河口での釣りとはいえ、釣行時には必ず救命胴衣を着用することだ。
<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>
江尻川大橋