知床羅臼でカラストマスを狙う釣りは、いつかは行ってみたい憧れの釣りだった。8月半ば、念願かなってこの釣りに釣行し、本命2匹をキャッチしたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)
羅臼の颯流丸にて釣行
カラフトマスは8月から9月の間の極限られた期間だけの釣り物であり、情報も無く正直難しいと思っていたが、北見の釣友である橋本さんに相談したところ、羅臼の希海丸さん経由で今回の颯流丸(そうるまる)さんをご紹介頂いた。
日程は決まったが、何しろ初めての釣り、後は準備に追われることになったが、YouTubeやSNSなどを駆使して情報をかき集め、小倉船長に色々お聞きしながらの釣行となった。
小倉信二船長は定置網・昆布漁師、ヒグマクルーズも行っており、網が上がっているこの時期だけ遊漁船を営まれているとのこと、颯流丸の由来をお聞きするとお子さんお二人の一字ずつを取って船名にされたとのことであった。
カラフトマスのタックル
ウキルアーにて釣行、竿はLATEO R100ML、リールはCALDIA LT3000CXHにPEライン2号、ルアーはチヌーク激熱7g/10gをメインでの釣行であった。
竿は遠投が出来る3m以上が必要で、ルアーはなるべく小さめの物を用意した方が良い。
沖から岸に投げる釣り
今回の釣行は夕マヅメ、朝マヅメを狙った二度の釣行、初めての場所で色々と不安ではあったが、羅臼釣行を札幌の釣友である古川さんに話すと、何と車で7時間かけて札幌から同行してくれた。やはり持つべきは友である。
8月のお盆、夕マヅメの出船は午後二時集合、2名を乗せての出船となった。小倉船長から朝は混み合うが夕方便はほとんどいないとのこと。界遺産を二人だけで堪能できる贅沢極まりない釣行となった。
また、今年は全体的に不漁だが、定置網にはカラフトマス100匹に対してなんと50匹は銀鮭が入るとのことで、期待は更に高まる。船からの釣りでも渡船と同じでポイントは4か所、船から岸に投げる釣りだ。
ペキン川沖でメスの個体キャッチ
相泊港から二番遠いクズレ滝沖まで直行し、約20分の道のり。ショアに向けての第一投であったがここはノーヒット。その後、ペキン川沖で初となるヒットはメス。
その後古川さんにもヒットがあり合計3匹であった。最後にモイレウシにも立ち寄ったが、当日の朝は熊が出没して湾の半分は釣りが出来なかったとのこと。なんとも凄い場所だ。