夏から秋にかけては釣りのハイシーズンですが、昼過ぎから夕方にかけて発生しやすいゲリラ豪雨に注意が必要です。ここでは天候急変のサインと釣り場での対処法を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
釣りと天候変化
釣りの最中、最初は晴れていても急に雲行きが怪しくなり、突然の雷雨に見舞われて大変な思いをすることはよくあります。釣行するポイントによっては付近に雨宿りできるような逃げ場がなく、危険な状況に陥ることもあるので、天候急変の前兆をしっかり見極めて早めに行動することが大切です。
釣行前に天気予報を確認して晴れマークになっていても、にわか雨や大気の状態が不安定といった文言が含まれていれば要注意。天候急変の原因となる積乱雲の発生する場所は予報が難しいこともあり、自らの目でこまめに空の様子を確認することが大切です。
天候が急変するときには前兆とも言える変化が起こるので、安全に釣りを楽しむためにも知識を身につけておきましょう。
天候急変のサイン3選
天候急変の前兆となるサインを3つ紹介しましょう。
積乱雲が近づいてくる
山間部の上昇気流や上空の寒気の影響で発達した積乱雲が平地まで流れてくるとゲリラ豪雨が発生します。
雲が遠くにある状態では白っぽく見えますが、近づいてくると雲底が低いこともあり周囲の空が急に暗くなったと感じられることも。また、ある程度離れていてもゴロゴロと雷鳴が聞こえることもあります。
急にひんやりとした風が吹く
突然風向きが変わって冷たい風が吹き始めたら近くまで積乱雲が接近しているサインです。ひんやりとした風の正体は積乱雲からの下降気流で、近くに暗い雲があればもうすぐ雨が降るサインとも言えます。
見えていた景色が白く霞む
遠くに見えていた景色が白く霞んできた場合は雨雲がかなり近づいていることが考えられます。霞んでいる場所ではすでに雨が降っており、局所的に豪雨が降っている場合は真っ白で何も見えなくなることも。少し時間が経てば自分がいる場所にも雨が降ってくる可能性が高いです。