シリーズ5回目となる今回は、当たり前のことから、Noni自身もカヤックフィッシングを始めてから知ったマナーなどをお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターNoni)
天候チェックは自分に厳しく!
カヤックフィッシングは自然を相手にするレジャー。「このくらいの風ならギリギリいけるかな?」という考えは捨てて、迷った時は出さないことが大切。今年に入って既に複数の事故が報告されている。事故が増えるともちろん出艇場所の封鎖につながる。
仮に無理をして海に出たところで、漕ぐばかりで釣りにならない。そのうえ万一のことがあれば自分だけではなく、他のカヤックアングラーの迷惑になってしまうことも念頭に置いておこう。
絶対に忘れてはいけない3点
タックルを積み忘れてもこれだけは忘れるな!という3点セットを紹介する。
1.PFD(ライフジャケット):沈(ちん)するつもりで沈している人なんて一人も居ない。沈しないだろうと思っていても予期せぬ事態で沈してしまうからPFDは必須アイテムなのだ。
2.フラッグ:カヤックは小舟なので、目立たないとボートなどに衝突される危険が高い。蛍光オレンジなど目立つ色のフラッグを高い位置に掲げて目立つことが大切。
3.携帯電話:防水ケースに入れて、いざという時に手に届く場所(PFDのポケットなど)に携行しよう。
漁師さんの邪魔はしない
レジャー・遊びでやっている我々とは異なり、漁師さんは生活をかけて海に出られている。仕事中の漁師さんの船や、網を入れているブイの周辺などには決して近づかないこと。その他、一見分からない釣り禁止場所があることもあるので、漁師さんを見かけたら予め教えてもらうのもいい。
あいさつとゴミ拾い
カヤックフィッシングで訪れるポイントは自ずと限られてくる。何度も通っていると地元の方が散歩をしていたり、漁師さんが準備をしていたりするところに出くわす。そんなときには積極的にあいさつをしよう。気持ちのいいあいさつから簡単な会話をすることで、未知のポイントやその時期に釣れている魚の情報などを聞けることも。
また、気持ち程度でもいいので帰りには海岸のゴミ拾いを行うことも大切。「カヤックフィッシャー=マナーがいい」というイメージを持っていただくことが地元の方との関係構築には不可欠だ。