チヌは比較的簡単に反応すること、そして力強い引きが魅力だ。ちょっと試してみたいというのなら、タックル流用がお勧め。ここではバスタックル流用のチニングを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
レンジはどこ?
チヌのレンジに関しては、日中は底ベタ、夕マヅメ~夜にかけてはやや浮上する、という考えが一般的だが、特に個体数が多そうなエリアでは上から順番に釣っていった方がいい。底ベタというよりも、筆者の印象では、日中のチヌはコースや地形変化の影につく感じがする。オープンウォーターでも、キワでもそれは同じだ。
ラインはなるべく細くしたい
チニングゲームでは、PEラインは0.6~0.8号くらいが主候補となる。しかしラインに関してはできるだけ細くした方がいい、と筆者は思う。チヌは結構ラインを見切るような気がするのだ。PEライン0.4号と0.3号でも段違いで食いが違う。
ただ、バスロッドとのバランスを考えれば、よほどフィネスでなければPE0.4号、フロロなら6~8lb程度だろう。投げるルアーの過重によって、そのへんは規定されることになる。要するに「いつものバスの釣り方」をチヌのいるエリアに持っていくだけで、特別なことは必要ない。
魚影あればソルト未経験でも有望
チニングは再現性ある釣りで、シーバスよりもマッチ・ザ・ベイトにうるさくなく、同エリアで画一的なパターンで釣れる。なかなかゲーム要素が高い大型魚で、しかもアタリも多いので、やっていて面白い。
晩春~盛夏にかけて活性が高いターゲット、ぜひ狙ってみてはどうだろうか。経験あるバスアングラーの腕なら、ソルトは未知という場合でも、おそらく仕留めるのは難しくないはずだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>