【2021静岡】鮎トモ釣りオススメ河川:興津川 流れ穏やかで釣りやすい

【2021静岡】鮎トモ釣りオススメ河川:興津川 流れ穏やかで釣りやすい

アユのトモ釣りオススメ河川として、興津川を紹介する。おもな支流に、黒川、布沢川、中河内川、小河内川があり、中河内川は比較的規模が大きく短竿でのアユ釣りが可能。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也)

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ポイント紹介

また、オトリ店は11月上旬ごろまでだが、オトリがつなげるなら12月いっぱい釣りが可能だ。人気の釣り場としては、上流から八幡、片瀬、西里、土村、大網、茂野島、和田島、高瀬、清地、ゴトロ、但沼、立花橋周辺、承元寺堰堤周辺。大網より上流は河川敷が狭く護岸整備されている場所も多いので、長竿では釣りづらい。しかし、解禁日に束釣りの情報が届くのは、この上流域からである。

大島橋周辺

同川の最上流部と言えるのが大島橋上下流。水深20~50cmで流れは細いが、大石が点在する渓流相で、初期から型がいい。八番は、石沢川合流下の淵からトロ場になり、それより下流は片瀬堰堤まで水深20~40cmのチャラ瀬が続く。

エン堤下は、豆腐石が並ぶ人工的な川底が続きやや釣趣に欠ける。黒川合流点上流は浅い瀬が続き、下流は長いトロ場となる。西里は、キャンプ場上流のチャラ瀬、段々瀬、西里堰堤下流の瀬肩が有望だ。その下流は山彦橋、土村堰堤上下流、大網と同様の流れが断続する。いずれも、水深10~60cmの瀬やチャラ瀬、トロ場の川相。

茂野島

茂野島からゴトロはシーズンを通して釣果が望める大人気の釣り場。茂野島橋上流は長いチャラ瀬から浅トロ、橋下流は、段々瀬から平瀬、トロ、そして早瀬と流れが続く。橋下流の段々瀬は、アユが着いていれば一発で追ってくる超一級ポイントで型もいい。

【2021静岡】鮎トモ釣りオススメ河川:興津川 流れ穏やかで釣りやすい茂野島の様子(提供:週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也)

和田島

和田島は、チャラ瀬と平瀬、トロ場が交互する釣り場。遡上の多い年は、チャラ瀬で面白いように入れ掛かる。ここでは、泳がせるより、釣り人本意に引いていくと掛かりがいい。

【2021静岡】鮎トモ釣りオススメ河川:興津川 流れ穏やかで釣りやすい和田島の川相(提供:週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也)

高瀬地区

中河内川合流点を中心とするのが高瀬地区。合流点上流は瀬、下流はトロ瀬でその下は出合淵だ。吊り橋周辺で束釣りしたこともあり、私のお気に入りの釣り場の1つでもある。

【2021静岡】鮎トモ釣りオススメ河川:興津川 流れ穏やかで釣りやすい高瀬の様子(提供:週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也)

清地

清地は、水源地前、吊り橋周辺、宮島橋周辺と続く。水源地前はトロ場からチャラ瀬、吊り橋周辺は淵からトロ場、長い瀬と続き、アユの供給には事欠かない釣り場で、状況がよければ終日釣れ続く。瀬は宮島淵まで続き、宮島橋下流は水深のある短い瀬だが型が狙えるポイントだ。

【2021静岡】鮎トモ釣りオススメ河川:興津川 流れ穏やかで釣りやすい清地の流れ(提供:週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也)

一ノ瀬堰堤下

一ノ瀬堰堤下から漁協裏までチャラ瀬が続き、荒瀬から雨乞淵に落ち込み、その下流は、水深のある瀬と淵が連続する。ゴトロは、天野倉庫裏から小島中学校前にかけての釣り場で、大石が点在する瀬と岩盤底のトロ場が続く釣り場。

但沼大橋&立花橋

但沼大橋、立花橋は国道52号からやや入った場所にあり、駐車スペースが少ないことからお勧めはしないが、穴場的な釣り場。岩盤底の瀬とトロ場、淵が続き水深もある。放流物と遡上アユの両方が狙えるため、数釣り派にはいい。シーズンを通して楽しめる釣り場である。

承元寺エン堤周辺

承元寺堰堤周辺は同川では最下流の釣り場で、堰堤上は岩盤底の浅トロが続き、堰堤下流はザラ瀬から平瀬。ここまで来ると石は小さくなり、小砂利底に頭大の石が点在する川相。

終期には、台風によって押し流された富士川の大アユが興津川に差しのぼり、釣れたことがある。盛期から終期の釣り場と言っていい。天然遡上の多い年は有望な釣り場である。

<週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
興津川
この記事は『週刊つりニュース特別版』2021年5月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。