終盤戦の岩手県三陸沿岸のサクラマスジギングに釣行。3匹の3kgオーバーを含むトータル4匹の釣果を得た釣行をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
当日の攻略法
この日、船中釣果は10人で15匹。私の釣果は3匹の3kgオーバーを含むトータル4匹。私の隣のアングラーは神がかり的なトータル7匹キャッチでした。そのほかのアングラーは0~1匹という状況でした。
40~20mのレンジを攻めるのは船中のアングラー誰しもがやること。条件的にはイコールコンディションなので、船中の誰のジグにもヒットチャンスはあります。しかし、釣れるアングラーは数匹キャッチできて、釣れないアングラーはお触りさえなし、ということが普通にあります。逆に船中のアングラーに万遍なくアタリがあることは滅多にありません。サクラマスジギングのキモはレンジワークともう一つ何かがないとヒットさえ得られないゲーム性の高さが人気の秘密。
当日の私は、イワシベイトを意識したジグを大きく飛ばして釣る強い釣りを展開。魚が浮き気味の時間帯は30~40m間で当たり2匹キャッチ。魚が落ち着いてバイトが出ない時間帯、一段レンジを深くして探りを入れると、今度は40~50mレンジでヒット。探るレンジをアジャストしたのが当たり、更に1匹追加できました。
柔軟な発想が重要
もう一つの何かはパターンが沢山あって実際に釣りを体験して感じ取り引き出しを増やしていくしかありません。例えば、船中のアングラーがやらないレンジを釣ってみたり、ボトムからサクラマスを誘い上げたりすることも有効です。ショートピッチジャークがいい場面もあります。
ただ漫然と指示されたミドルレンジを繰り返し探るだけでは釣れるものも釣れません。自分なりに探るレンジをアジャストしたり、ジャークピッチをかえてアレンジしたりと柔軟な発想で釣りを組み立てることが大事。船中のアングラーがどんな釣りをしているのか?サクラマスをキャッチしたアングラーの釣りを解析するなどして自分の釣りに落とし込み、その日の釣りを構築しながら釣り込むことが肝要です。
とにかく絶対がないのがサクラマスジギングです。常にアンテナを張り巡らせ変化を感じ取りアジャストしながらの釣りをお勧めします。
三陸沿岸のサクラマスジギングシーズンは6月いっぱいまで楽しめます。これからは魚体のコンディションもよく、大型が期待できるシーズンですので、ぜひチャレンジしてみてください。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>