準備の仕方や釣り方は解説されるのに、なぜか語られることがあまりない後片付けについて、ここではフカセ釣りを例に手順や便利アイテムなどを紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター岩橋稔)
フカセ釣りとは
フカセ釣りは、まきエサをまいて魚を寄せ、まきエサに紛れ込ませたハリに付けたさしエサを食わせる釣りです。基本シンプルで簡単にできる釣りですが、やればやるほど奥が深い釣りでもあります。いかにエサ取りなどの魚をかわして、自分の狙いの魚(グレ、チヌ等)を食わせるかなど、テクニックが求められるのも事実で、状況に合わせて工夫のいる釣りです。
当然、状況によって仕掛けをかえればイトくずやハリ、ガン玉などのゴミが都度出てしまいます。また、シャクでまきエサをまきながら釣るので、釣り座周りにはまきエサが散乱してしまう釣りでもあります。
使用する道具と出るゴミ
まずはフカセ釣りにどんな道具が必要なのかを紹介します。なくてはならないのがサオとレバーブレーキのついたリール。これにまきエサを入れるバッカン、さしエサ入れ、水汲みバケツ、エサをまくシャク、ウキ、ハリ、ガン玉などの小物があれば、問題なくフカセ釣りができます。
そして、まきエサを使うフカセ釣りは、終わった後どうしても汚れ物が結構でてきます。そのままにして車などに積み込むと、とんでもない悪臭が車内に漂い、大変なことになってしまいます。以上に挙げたアイテムの内、最低バッカン、さしエサ入れ、シャク、マゼラーなどまきエサに使用した道具は、海水で洗い流してから釣りを終えるのが望ましいです。
また、釣りをしているとどうしてもゴミが出てしまいます。これは避けては通れません。仕掛け変更時にはイトくずやハリなどがゴミとして出てしまいます。また、飲まず食わずで長時間釣りをする人は少ないでしょう。自分が飲食したゴミも出てしまいます。
片付けを見越して準備する
きれいに片づけまで終えるためには、釣りはじめから準備が必要です。先に挙げたゴミは確実に出てしまうので、私はそれを見越してまきエサを入れているバッカンにゴミ袋を付けて釣りをしています。
まきエサを入れるバッカンは釣りをしている間、常に足元に置いているものなので、こうしておけばすぐにゴミを捨てられます。最後は他で出たゴミも含めこのビニール袋にゴミをまとめて持って帰れるので、ストレスなく釣りに集中できます。ゴミが出るのは仕方ないので、いかに簡単にまとめられるかを考えた結果の対応です。
また、まきエサなどは、現地で作っると梱包材など様々なゴミが出てしまうので、道中の釣りエサ店で作っていくことでもゴミを減らすことができます。