カサゴゲームの釣法、また魚がついているポイントも様々だ。釣行に出かける前に基本的な部分を確認しておこう。今回はカサゴゲームの釣法、ポイント関連の用語を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ポイントに関する用語
ポイントに関する用語を紹介しよう。
ボトム
海底のこと。カサゴは基本的に海の底につく魚で、大体ボトム上80cmの範囲内で釣る。
キワ(漁港周りなど)
漁港や波止などの足元、通称「キワ」、そのボトム付近にカサゴはついている。よってキワにキャスティングで投げ入れるか、あるいはリグを足元に落として岸側で釣り人が歩いてコースを作り(=テクトロ)、リトリーブまたはボトムふわふわで釣るという方法もある。
壁
漁港の壁、波止の壁。いわば釣り場の岸壁。そういった場所にも、おなかを壁にぴたっと寄せて横向きに張り付いているカサゴがいる(通称「壁タイプ」)。よって壁も狙い目となる。
シャロー・沈み根の表層
カサゴはボトムにタイトにつく魚だが、たとえば水深1m以内の浅い海ではそのようなレンジはほとんどまったく関係なくなる。ドシャローや、また根魚のホームともいえる沈み根一帯では表層もすべてカサゴのポイントとなる。秋冬はメバルも混じり釣り分けられない。
ストラクチャー絡み
海底に何か沈んだ障害物や凹凸がある一帯、部分的に消波ブロックが落ちている箇所などを、ストラクチャー絡みという。カサゴが非常につきやすいので、見落とさず攻めたい。
その他の用語
その他の用語を紹介する。
根潜り
ヒットしたカサゴが根(障害物、壁の隙間、海底)に潜ろうとする動きのこと。
ロック
カサゴに根に潜られてしまい、サオを煽ってもリールを巻いても、まったく動かなくなる状態のこと。2分ほど待って出てこなければ、魚からハリが外れ、根に化けることもある。
ポンピング
根潜りを防ぐために、掛けた魚をロッドを強く煽って浮かせること。ポンプアップとも。カサゴは一発上をむかせると簡単に勝負がつくが、引きが強烈なその他の根魚(アイナメ、ハタ類など)は何度もポンピングが必要となる。
以上、カサゴゲームにおける釣り方とポイントについて、関連用語を解説した。
<井上海生/TSURINEWSライター>