冬でなくても不意のアクシデントから手を守るため、グローブは着用した方がいい。今回は、特に冬は欠かせないグローブの選び方を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
釣り用グローブの選び方
防寒用のフィッシンググローブは、薄いものから分厚いものまで種々ある。
オフショア用グローブ
オフショアでアタリのはっきりとした大型魚を釣るような場合は、ある程度分厚いものを選んでも問題ないだろう。
私の場合、分厚いものというと、「クリマバリアフィッシンググローブ」を持っている。
このグローブ、非常に分厚い。防寒性能は抜群にいい。また、中指、人差し指、親指の三本の指は、グローブの覆いが外せるようになっていて、ノットなどの細かい作業もできる。
ちなみに私は手が大きい方だが、着用サイズはMである。理由は後述するが、まずフィッシンググローブというのは、ピッタリを選んだ方がいい。大きめだとアタリがぼやける。
ショア用グローブ
ショアでの釣り、エギング、ショアジギ、シーバス、ライトゲームなど、大体の釣りはネオプレーン素材のグローブをオススメする。非常に装着感がタイトでアタリがとりやすい。
ショアでの釣りは、感度が命である。タチウオのようなアタリがはっきりとした魚ならまだしも、エギングはもぞっとしたアタリが多いし、ライトゲームはアタリが非常に小さい。
そういう釣りで感度が損なわれるような分厚いグローブや大きめのグローブを使っていると、「ん?」という、アタリかどうか判断がつかないような手感度で、釣りが難しくなる。
筆者は内側部分がバックスキンになった非常に感度の高いグローブを使っている。先日は長年の酷使でついに薬指の先が破れたが、自分で補修して、まだ現役で装着している。
タイトフィットが基本
グローブに関する考え方はいろいろあると思う。だが私個人は、ピッタリのフィット、タイトフィットを推す。ブカブカしているとアタリがぼやける。またピッタリフィットは、どんな素材でも、多少手に合わせて伸びてくれる感じがする……。
ただサイズ感については断言できるものではない。みなさんの手と考えで選んでほしい。
リールと干渉しないか確認
筆者はオフショア用には分厚いグローブを少し小さめのMサイズ、タイトフィットで装着しているという話を先述した。これがなぜかというと、まず、分厚いグローブは、スピニングリールのベールと干渉することがある。
実際、このグローブのLサイズはベールと干渉する。私はお店に行くまではたぶんLだろうと思いながら、実際着用して、サオとリールをつけて持って、「あ、Mだ」とわかった。
フィッシンググローブは釣具店で買う方が多いだろう。そういう場合は、自前のタックルを持っていくのを忘れても、大体同じようなセッティングのサオとリールをつけて、必ず干渉する部分がないか確認しよう。もちろん、ベイトリールを使う場合も同じである。