東京湾テンヤタチウオ良型乱舞　冬期は「誘いの変化」で攻略【鴨下丸】

船釣り エサ釣り

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天秤仕掛けも絶好調

エサ釣りの人たちも好調だ。隣で竿を振る岩本さんは手を休めることなく誘い続けて、レギュラーサイズを連発。胴の間で竿を振る常連・江端さんも天秤仕掛けで流れるような誘いの技を披露、次々に良型を上げる。

その隣に座る江口さんも竿を大きく曲げてドラゴンを抜き上げる。「テンヤで始めましたが、両隣がポンポン上げるので、たまらずエサ釣りに切り替えました。結構、良い型が上がるよ」とコメント。

左舷側を見ると胴の間に座る紅一点・桑原さんが大奮闘。細腕をものともせず見事にドラゴンを仕留めて掲げてくれた。「沖釣りはアジやイシモチなど何でもやりますが、タチウオの強い引き込みには魅了させられますね」とぞっこんの様子。

メーター超え多数で満足

やがて潮止まりに入ると魚はますます気難しくなってきた。ここでテンヤカラーを赤銀からイワシに替えて、指示ダナの範囲をじっくり攻めて、2尾のタチウオをゲット。仕留めた6尾はどれも1m超えの大型ばかりだったので、とても満足して竿をたたんだ。

席の周囲を掃除していると13時を過ぎて沖上がり。船中釣果は90～118cmが2から26尾。

タチウオの魚影は濃く、まだまだ有望だ。好みの仕掛けを持参して持てる釣技を繰り出し、ドラゴンと対峙し、壮絶な引き込みを存分に堪能していただきたい。

＜週刊つりニュース関東版 APC・大村隆／TSURINEWS編＞