伊勢湾の青物を釣りに、愛知県・南知多町の片名漁港のみやけ丸にお邪魔した。結果は全体的に渋めだったが、貴重なサワラ1匹が釣れて満足の釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・渡邉敦)
みやけ丸で伊勢湾ジギング
1月13日、午前6時に片名漁港に到着。早速釣り支度を済ませ、みやけ丸のムッシュ船長に、「おはようございます。よろしくお願いします」とあいさつ。
ジギングの状況を聞くと、状況的には寒波が通った後で水温が下がって渋めだけど、前日はブリが交じってよく釣れたと話してくれた。メタルジグのシャクり方も丁寧に教えていただき、ブリを釣りたいと意気込む。
片名漁港を7時に私を含め8人で出船。北西の風で朝は冷え込み、波も高めで釣りづらい状況だ。40分ほど走って沖のポイントに到着すると、青物狙いのジギング船の大船団。青物の好調なのがうかがえる。
タックルはロッドががまかつラグゼアルメーアB58M-F、ベイトリールにPEライン2号を巻き、リーダーにナイロン40lb、200gのクイックゼロワンでスタートした。
渋い状況でサワラゲット
ジグを海底まで落としてワンピッチジャークで探る。スタートからジグをシャクり続けて30分、全く反応なし。
寒さで手がかじかむなか、一生懸命シャクり続けているとフォール中にコンコンとアタリ。きた~!と思ったらフワッと軽い。どうやらサワラに切られてしまったようだ。唯一のクイックをロスト……。
するとすぐに左舷の釣り人にヒット。ナイスサイズのサワラを釣り上げた。
まだチャンスはあるはずと気を取り直してジグを結び直し、ジグをシャクり続けていると、ゴンとアタリがありヒット。今度は切られることなく、しっかりとフッキング。上がってくる間も「切れないでね」と祈りながら慎重にリールを巻く。無事に水面まで上がってきて、良型サワラを釣り上げることに成功。渋いなか、価値ある1匹を釣ることができた。
さらに左舷の私の真裏の釣り人にもサワラがヒット。その後はサワラの時合いが済んだのかアタリは遠のいてしまい、船は魚影を探して場所を転々と移動するが、沈黙の時間だけが過ぎていく。
ヒラメにホウボウも登場
メタルジグを160gに替えて、スローを意識して誘い続ける。絶対にチャンスはくると信じてしばらくシャクり続けると、着底からのひとシャクリでゴン!とアタリ。
待望のヒットだが、釣れたのはソゲサイズのヒラメ。小型なので写真だけ撮ってリリースだ。
そして隣の釣り人にもアタリがあったようで、サオを曲げている。上がってきたのは、色鮮やかなホウボウだ。
終了間際にビックヒットも……
その後は反応がなく、終了の時刻が近づいてくる。ドラマ魚がきてほしいな~と願っていると、願いが通じたのか最後の最後にヒット!ついにきた~!
この日一番のパワーだ。ところがドラグが緩く巻けないので、少しドラグを締めたらリーダーがプツンと切れてしまった。逃がした魚は大きいと言うけどデカかった~。ショック……。船長によれば多分サワラの仕業だろうとのこと。
釣果はサワラ&ソゲ各1匹
そして午後1時に終了。当日の釣果はサワラとソゲを各1匹だった。状況的には全体的に渋めだったが、貴重な1匹が釣れて私的には満足。
切られた魚が悔しいが、それは次回のリベンジに取っておきたいと思う。帰宅後サワラはあぶりでいただきました。めっちゃうまかった~!
みやけ丸の船長はとにかく親切。私のようなビギナーにも丁寧に釣り方を教えてくれ、非常に有意義な一日となった。