魚の強い引きで生じるドラグ音は、釣り人を鼓舞する心地よい音。一種の快感でもありますが、今回はジギングシーンを例に、ドラグ設定について考えてみます。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
リールの最大ドラグ力
リールの性能表には、「最大ドラグ力」という数値があります。沖釣りで使う大型ジギングリールで10kg、中型ジギングリールで7kg、という数値が多く、5~6kg位が汎用性が高い数値だと思います。
メーカーの定義
メーカーの定義は以下の通りです。
「基準ラインを規定量巻き、ドラグを最大限手で締めた状態で、ラインを引いた時に、ドラグが滑り始めた時点のテンションを最大ドラグ力といい、最大ドラグ力が5kgの場合、5kgを超える負荷がかかれば、フルドラグでも滑る」
ふと疑問に思うのが、基本的に「リール最大ドラグ力 < ライン最大強力値」となっている点。この理由は、上記した強力値の「1/3の近似値」からきています。
筆者のタックルセッティング例
私の場合、2号ラインを巻くリールの最大ドラグ力は6kgです。相応に締めこんでもブリクラスならばラインは出ます。しかし、一番怖いのは、ラインのキズとリーダーのノット部分からのラインブレイクです。