2021年、年明け早々に茨城県波崎港の征海丸から青物ジギングに出かけた。今回は、そこで得た情報をお伝えしたいと思う。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・古谷健太)
発見と分析と結果
ここからは、このカンパチ狙いに関して、今回の釣行で得られた情報を皆さんにお伝えしたい。
一人爆釣のお客さん
私も含め、他の釣り客の皆さんが苦戦する中、左舷大トモの方がほぼ入れ食いのような状態でカンパチを釣り上げていた。最終的な釣果としては、カンパチ35匹という堂々たる結果である。その姿たるやすさまじく、もはや神がかり的にすら感じるほどで、私を含めたすべての釣り客がその動向を注視していた。
小さなジグに小さなフック
まずその方の使っていたジグはとても小さかったのが最初の印象である。おそらく5cm程度くらいと思われる。他のメンバーのジグを見ても、皆さん小さいシルエットのジグを使用している方が多かった。
私は年末にも征海丸さんからジギングに出たが、その時は150gくらいのシルエットの長細いジグがメインであった。それもあって、そこまで小さなジグを持ち合わせていなかった私は、スタート時点から敗戦気分を味わいながらも手持ちで一番小さかったダイワTGベイト80gを使用してみた。正直、これでも他の皆さん、特に一人爆釣を続ける方と比べるとまだ大きいサイズと思われた。
誘いの間にしっかりとしたステイ
印象的だったのが、4~5回の細かく鋭いジャークの後に、かなりしっかりとした長めの「ステイ」の間を作っていたことだ。ジャークの後に、ピタッっと3秒くらい、かなりしっかりとした「止め」の時間を作っていた。
私も真似をしてみるが、そもそも100gを超えるジグを大きくジャークするつもりのタックルで来たため、その方が行っているような小さく鋭いジャークが難しく、真似をしようとしても、単純にぎくしゃくした動きになってしまい、もどかしい状況が続いた。
マイクロベイトパターンに合わせたタックル
以上のことから、マイクロベイトパターンに合わせたタックルを揃えていくのがベストであろう。タックル数は増えてしまうが、いわゆる「青物タックル」以外にライトジギングタックルを用意し、それに適したサイズのジグも数個持ち込み、状況に応じたタックルチョイスができるようにしよう。