都心近郊で大型ワカサギ=デカサギ釣りと言えば私は真っ先に神奈川・津久井湖が浮かぶ。そんな津久井湖上流域でのデカサギ釣りを楽しむ方法を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・なおぱぱ)
津久井湖のワカサギ釣り
津久井湖の沼本ボートでは、ボートからワカサギ釣りが楽しめる。津久井湖最上流域に位置しており、ポイントも比較的ボート桟橋から手漕ぎで20分以内の場所での釣りがメイン。
船頭自身が例年ワカサギの孵化作業も手掛けており、放流数も1億粒と多く、いつもながら同地での釣果も安定している。船頭も釣りをしながらも刻々と変化していく状況を把握している。そのため、釣れている場所を的確に教えてくれるので、我々釣り人にとって、心強く安心な船宿である。
では、そんな津久井湖でデカサギ釣りを楽しむための要素を順に挙げてみよう。
1. ポイント探し
デカサギ釣りが楽しめるエリアとしては、沼本ワンド出入口付近のポイントがメインだ。前日の竿頭ポイントはもちろん要確認だが、意外に好反応なポイントもあるので見逃せない。朝イチ、ポイントに迷ったら前日の竿頭ポイントに行き、魚探を確認して底に反応があれば間違いないだろう。
魚探がない場合、デカサギは底層メインで釣れるので、釣れている釣り師を見つけ、近くで底付近での釣りをやれば間違いない。
2. 底層だがベタ底ではない
注意したいのがベタ底ではなく底付近を釣るということで、私は底から10~30cm程度切って釣ることが多い。ベタ底だとゲストが掛かることが多く、掛けてしまうとワカサギが散る場合が多い。
津久井湖の場合はニゴイやハヤがメインだが、サイズが大きいと仕掛けや電動リールの先糸まで切られることもあるので要注意だ。ただし、タナに関係なく不意のゲスト攻撃も少なからずあるので、私は電動リールの先糸部分を複数作成して所持している。
3. たたき台の間隔は広く
電動リール2丁使いの場合、デカサギが掛かるとオマツリの可能性が高いので、たたき台の間隔を通常よりも離す必要がある。それと、アタリにしっかりアワせてから巻くことが大事で、巻きアワセだと走られる可能性が高い。
最近の電動リールはパワーがあるのでデカサギに負けることは少ないが、スレ掛かりした際は危険である。オマツリは釣果に反映するので、トラブルはなるべく避けたいところ。
4. リールの落水に注意
電動リール2丁使いにおいて、デカサギを連掛けした場合、電動リールのお尻が浮くことがあり落水の危険がある。落水はオマツリ同様にトラブルのもとだ。それはゲストが掛かった時にもいえることだが、電動リールの落水の危険を避けるためには、磁石と尻手ロープの装備は必要不可欠となる。