今や伊勢湾奥の冬の風物詩となったヒイカ。以前ほど釣れなくなったとは思いながらも、この時期になると釣り場に足を運んでしまう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)
群れ登場でサイトゲーム白熱
ところが、その直後に10匹ほどの群れが登場。いや、待ち望んでいた状況なのだが、これだけの数が一度に来ると、全て自分のエギにという訳にはいかない。ここから、中条さんとわ岡君も連続ヒットで猛追を開始する。気を使わなくてもいい仲間内だからこその熱いバトル。しかも全てが丸見えのサイトゲームとくれば、盛り上がらない訳がない。
開始から1時間もしないうちに、3人の釣果は20匹を超えた。この調子なら今シーズン一番の釣果になるかもと期待したが、ここから状況は急速に渋くなっていく。しばらくはポツポツ追加できていたが、やがて7時を回るころには反応が途絶えてしまった。
こうなるともう、沖を探っても底を探っても何も触らない。午後7時半には潮も完全に止まり、全員が諦めムード。潮が動きだせば次の群れも回ってくるだろうが、それなりに楽しめたこともあり、ここで終了とした。
2時間で30匹ゲット
約2時間の釣果は、全体で30匹以上。私は14匹で、なんとか逃げ切ることができた。お世辞にも爆釣とは言えないが、ほとんどがサイトフィッシングでの釣果だったことで十分に楽しめた釣行となった。
伊勢湾奥のヒイカは例年12月下旬まで楽しめ、いい年には1月中旬まで狙えることもある。今回はエギを使用したが、モエビを使ったエサ釣りもまた味わい深い釣趣がある。手軽に楽しめて、食べてもおいしいヒイカ。寒さの厳しくなる季節だが、防寒対策を整えて出かけてみてはいかが。
<週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志/TSURINEWS編>
霞ヶ浦ふ頭