「ショアジギング」上達のための7つのポイント ありがちな釣れない原因とは?

「ショアジギング」上達のための7つのポイント ありがちな釣れない原因とは?

手軽に青物などと対峙できる魅惑のショアジギング。いざ始めてみたけど全然釣れない…そんな人も多いはず。今回は釣り方や釣り場選び、ジグ選定など釣れない原因となるポイントの洗い出しと、その上達方法を考えてみよう。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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出月慎也

固定概念にとらわれない釣り方を探すことが趣味です!なぜ釣れるのか、なぜ釣れないのか原因をこれからも探っていきます!

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ショアジギ上達のコツ7選

では、初心者がショアジギングで上達するためのヒントとして、筆者の成長にも役立った項目を挙げてみたい。

釣果を徹底的に調査

ショアジギングでの釣果が毎年出ている釣り場は鉄板だ。魚が回遊する根拠があるため、今年も来年も回遊してくる可能性は高い。私もこの釣果を参考にポイントを絞り、同じポイントで釣り続けるのを徹底したことが腕を上げるきっかけにもなった。

狙う魚種を絞る

狙う魚種を絞ることも大切だ。メタルジグのサイズや狙う層によって魚種もかわってくる。例えば、海底付近を狙うようにすると、ハタやカサゴなどの根魚がヒットしやすくなる。

夏前や秋など、実績のある地磯から狙う場合にはブリ系の青物が狙いやすくなる。表層とは限らないため、中層や底層も狙いながら探ることもポイントだ。その際にはフォール時のカウントと何回しゃくり上げたかを計り、ジグがどのレンジを泳いでいるかきっちり把握できるようにしよう。

「ショアジギング」上達のための7つのポイント ありがちな釣れない原因とは?狙う魚種を決めて対策を練ろう(提供:週刊つりニュース西部版 河野剛志)

実績場に通い続ける

ショアジギングに評判のポイントに通い続けることが、初心者には重要だ。先ほど解説したように、同じ釣り場に通い続けることでショアジギングで釣れる可能性は格段に上がる。

この釣り場は釣れないと移動ばかりしていると、穴場を見つける可能性はもちろんあるが、初心者にその目安を判断することが難しいことを理解しておく必要もある。

「ショアジギング」上達のための7つのポイント ありがちな釣れない原因とは?実績場は人も多いが回遊の期待も高い(提供:週刊つりニュース西部版 河野剛志)

アクションの練習 

ショアジギングでのアクションは、ただ巻きでも釣れるが、ジグを上下に動かしてあげることでアピールにも繋がる。魚はジグが落ちた瞬間にくらい付きやすい習性がある。そのため、スローに落ちるタイプのメタルジグではフォール中にヒットする確率が明らかに高い。

ゆっくり上げて落とすなどのアクションもプラスしながら、とにかくキャスティングしてチャンスを増やすことが、釣れる確率を上げるきっかけとなる。また、狙う魚がどのようなアクションを好むかも調べておこう。

釣るための道具選び 

ショアジギングでは1日1回のバイトになる可能性も少なくはない。そのため、その1回だけのチャンスを逃さないように道具も徹底する必要がある。

ラインの強度は十分なのか、リールはショアジギングにマッチしているか、メタルジグを扱いやすいロッドなのかなどタックルも見直して万全にし、ジグもマイクロベイトの多い時期にはシルエットの小さいタングステンジグを用意するなど時期ごとのベイトに対応したものを準備しよう。

根掛かりを恐れるな

ショアジギングのコツは、広範囲に探ることだ。広範囲と聞くと広さだけと思われがちだが、表層から海底付近まで垂直での範囲を探ることも重要だ。特に根掛かりが怖いから海底に着かないように探っていると、実際には中層付近までしか探れていない可能性もある。

これでは狙いの魚種や予想外の魚種がヒットするチャンスも逃すことになる。根魚がヒットする可能性も高いため、海底に着くまで落としてアクションを加えていくことは避けられない。

「ショアジギング」上達のための7つのポイント ありがちな釣れない原因とは?根回りでは根魚がヒットすることも(提供:TSURINEWSライターあつ)

動画を何度も観る

現在はYouTube動画で技術を簡単に学ぶことができる。そこで意識することは、「釣り場に共通点はあるのか?」、「アクションはどうしているのか?」、「釣れている時間帯に共通点はあるのか?」など、とにかく技術と共通点を繋げていくことがスキルアップのきっかけとなる。私自身も初心者のうちは毎日YouTube動画で勉強し、海で実践を繰り返していた。これが脱初心者の秘訣でもある。

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