シーバスタックルは多彩な釣りに対応できる万能選手だ。今回は、シーバスタックルを流用して楽しめる釣りと使用時の注意点などをまとめてみた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・出月慎也)
シーバスタックルを流用してみよう
シーバスタックルはルアーフィッシング以外にも流用方法はいくつもある。実際に様々な釣りに流用しているアングラーも多く、私も初めて購入したシーバスタックルで30種類以上の魚種を釣ってきた。
シーバスタックルにも狙うサイズや釣り場により、最適なロッドの長さや取り付けるリールの型番がかわってくる。この特徴に合わせて使い分ける必要も出てくる。
シーバスタックルの特徴
シーバスタックルの特徴として、ロッドの長さやリールの型番などに違いがある。この特徴を事前に確認しておくことで、流用パターンにもイメージが湧きやすくなる。
シーバス用ロッドの特徴として、長さは短い物では7ft、長いものでは10ftほどと差がある。これは釣り場によって使い分けるために用意されている。サーフなど飛距離が必要な状況では、10ftほど長さがあると対応もしやすくなる。
また、ロッドの硬さもライト~ヘビーと表記が分かれてくる。こちらも飛距離が必要なサーフや磯では硬さが必要になるため、ヘビーを選択することが多くなる特徴がある。
リールの特徴としては様々な長さ、調子などロッドの特徴に合わせて調整する必要が出てくる。例えば10ftのヘビーロッドに対して2000番程度のリールでは適したラインを巻くことができない。メーカーによっても同じ型番でも機能性がかわるため、この辺りの知識も必要となる。
堤防の多彩な釣りに対応
堤防で人気の釣りと言えば、やはりサビキだ。また、ウキフカセ釣りやちょい投げなども楽しむことができる。シーバスタックルを流用して、これらの釣り方を楽しむことは十分可能だ。
堤防に適したシーバスタックルの場合、長さも7ftほどで短いため、サビキ釣りにも流用しやすい。また、10ftもあるシーバスタックルなら、ウキフカセ釣りに用いてもウキを広範囲に流すことが可能となる。
ただし、シーバスタックルの場合、長さに違いがあるため、扱いにくい釣りも出てくる。サビキ用のグラスロッドに比べて硬さもあるため、無理をすると折れてしまう可能性があるため少し注意が必要だ。
サーフからの投げ釣り
サーフにも特徴があり、遠浅で遠投が必要になる状況では、シーバスタックルでは比較的難しい。しかし、漁港の横にあるサーフなど足元から水深がある釣り場では、シーバスタックルで投げ釣りが十分楽しめる。
私は夜~朝マヅメにルアーフィッシングを楽しみ、そのまま投げ釣り仕掛けにかえて、のんびりと時間を過ごすこともある。わざわざロッドを追加する手間もないため、すごく準備も楽だ。
オモリの重さに注意
サーフから本格的に100m以上など、飛距離を出して釣りをする場合、使用するオモリは25号や30号となる。重さで約90g~100g前後となるため、シーバスロッドのヘビーでも対応外の重さとなる。
シーバスロッドのヘビーの場合、対応ジグウェイトはMAX56gなど実際は投げ釣り用のオモリと比べて半分以下の場合が多い。10号ほどでも飛距離は出せるため、投げ釣り仕掛けとこの範囲のオモリを準備しておくと良い。