今年は夏にあった大雨や酷暑のためか、熊本周辺ではシーバスの釣況もいまひとつパッとせず。そろそろ回復しているのではあるまいかと、熊本・白川の井樋山堰に釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・吉永慎二)
強引制し59cm手中
ロッドが十分しなってから巻きアワセを入れる。しっかりとフッキングしたようだ。ここは多くのテトラブロックがある上、流れも強い。ポンピングで距離を詰め、一気にタモ入れした。手にしたシーバスのサイズは59cm。ここのポイントとしては、まあまあではないだろうか。
胃の内容物はなく、川に入ってきて間もない個体と思えるが、痩せている上に少し日焼けもしている。しかし、刺し身にしてみると良い脂が乗っており、臭みも少なかった。
川に居着いた個体と海に居着いた個体の両方の特徴を持っている。どうも河口部で遡ろうか下ろうか迷いながら、何日もウロウロしていたように思える。
今後の展望
井樋山堰では12月ごろから夜のシラスウナギ漁が始まり、大潮や中潮の満ち潮時は釣りにならない。しかし満ち潮が利き始めて水位が上がりだしたタイミングなら漁火もついていないことが多いため、チャンスはあるだろう。流れが速いので、フローティングベストの装備もお忘れなく。
<週刊つりニュース西部版 APC・吉永慎二/TSURINEWS編>
井樋山堰