【関西2020】人気上昇中の船カワハギ釣り 初心者がしがちな失敗例5選

【関西2020】人気上昇中の船カワハギ釣り 初心者がしがちな失敗例5選

釣り場にもよりますが、秋~春にロングランで狙えるのが船カワハギ。今回は独特なカワハギ釣りの中でも、初心者が陥りやすい失敗例を紹介しましょう。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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船釣り エサ釣り

関西の船カワハギ釣り

数年前から関西でも船カワハギ釣りの競技会が複数開かれることが多くなり、関東方面に遅ればせながら、数を競う「競技」という方向を意識する釣り人も増えてきました。そのため、釣るための技術を磨くために、足繁く船に通う人もよく見られるようになりました。

【関西2020】人気上昇中の船カワハギ釣り 初心者がしがちな失敗例5選カワハギ釣りはハマる要素がいっぱい(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

関西では船でカワハギ釣りをさせてくれるエリアがいくつかあり、それぞれに特徴があって、細かくいうと有効な釣り方もかわってきます。必然的に人によって得意な釣り場とそうでない釣り場などが明確に現れることも多くなっています。まずは代表的なエリアの特徴を紹介しておきます。

明石海峡周辺

明石海峡の急潮で知られるエリアですが、海峡筋よりは淡路島の沿岸にポイントが点在します。海底は平均して平坦な場所が多く、起伏の多い岩礁帯などは少ないのが特徴です。数年前までは、明石周辺の特徴として、小型がやたらと数釣れるイメージでしたが、ここ数年は数が減り、かわりに30cm超のカワハギも釣れています。

釣りの特徴としては、底ベタで狙うとフグが多くなる点。そのため比較的仕掛けを浮かせての中層での釣りで小さなアタリを取っていく釣りが主体となっています。

加太エリア

浅場からか深場、砂利底から岩礁帯と一日の中でも非常にバリエーション豊富なポイントを攻めるので、その時々で釣り方をかえていく必要があるエリアです。ここ数年は競技会も開催される一大カワハギ釣り場となっています。以前はテンビンを使って底を引きずり、カワハギを狙うスタイルの人が圧倒的でしたが、競技会の開催が増えるにしたがって胴突きでの釣りが多くなってきました。

浅場ではイソベラやキタマクラ、トラギスなどのゲストが非常に多いエリアもあり、それらをかわすとカワハギが釣れる状況も多く、釣り方で釣果に差が出るエリアでもあります。

白崎~日ノ岬沖

非常に広大な範囲ですが、季節によって徐々に場所をかえていくようです。基本的に浅い場所で25m前後、深ければ50m以上のポイントもあります。深場でのカワハギ釣りをする分、シーズンも長く真冬の厳寒期でも釣れ盛ります。ただ、冬場は黒潮の分流による潮の上り(北上)、下り(南下)で水温が大きくかわり釣果に差が出ます。

岩礁帯を攻める時と砂利底(魚礁周辺)を攻める時がはっきりと別れているエリアです。基本は底ベタでの釣りですが、時として少し浮いているカワハギも狙います。

串本エリア

関西の中でも少しかわっているのが串本のカワハギ釣りです。元々、越冬のために集まってくるカワハギを、養殖イケスの周りに掛けられたカセから狙っていました。現在では乗合船スタイルでカワハギ釣りをさせてくれる船宿も増えてきました。

他のエリアではエサにアサリを使うことがほとんどですが、串本ではアサリも使うものの、船長にいわせると「ブラックタイガーが一番のエサ」らしいです。
特徴としてはとにかくカワハギのサイズが大きいこと。盛期の冬場になると、35cm近いサイズも連日登場しています。また、潮の緩い湾内に潜んでいるためか、肝が非常に肥えていて美味しいのが特徴です。

カワハギ釣りの基本

カワハギ釣りの基本はとにかく、カワハギにエサのありかをアピールして寄せ、すぐには食べられないように焦らせ、一瞬の止めたタイミングで食わせたところでアワせる…。そのための動作が「たたき」「たるませ」「聞き上げ」というカワハギ釣りの原点ともいえる釣り方です。

【関西2020】人気上昇中の船カワハギ釣り 初心者がしがちな失敗例5選基本動作だけでも釣れる(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

基本的な3つの動きを踏襲しながら、いろいろなバリエーションが生まれていますが、最初はやはり「たたき」「たるませ」「聞き上げ」を忠実にすることが大切です。

そこから、中層での誘いや「ゼロテンション」、「中オモリの変化」、「集寄の使用」など、工夫をしていくことになります。それが当たればパターン化して入れ食いになることもあり、それこそがカワハギ釣りの快感となります。

【関西2020】人気上昇中の船カワハギ釣り 初心者がしがちな失敗例5選仕掛けの変化に使う中オモリ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

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