秋は何を釣るにも最高のシーズンだ。ストイックに大物を狙うもよし、サビキでアジやサバなどと戯れるのもよし。今回は楽しみ満載の五目イカダを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
胴つき仕掛けでカワハギ狙い
カワハギや根魚根周りや岩礁の上にかけてあるイカダでは、カワハギやベラ、根魚などが狙える。使用するタックルは(2)。繊細なイカダザオの穂先で、エサ取り名人のカワハギと勝負したい。
仕掛け&エサ
仕掛けは船用のカワハギ仕掛けでいいが、ハリはハゲバリなら4号前後がお勧めだ。オモリは5~6号のナス型。エサはアオイソメ、アサリ、オキアミ、冷凍ウタセなどで、いずれもハリいっぱいに刺し、垂らしはほとんどなし。
釣り方
基本的に狙うタナは底だが、カワハギに関しては底から浮いていることも多い。ベラやカサゴばかりが釣れてくるなら、仕掛けを少しずつ上へ上げて探っていこう。アタリもないのにエサだけ取られた……なんてことが続けば、ハリをハゲバリからセイゴタイプに替えるか、エサを変えるかだ。ハリを替えるだけで、今まで出なかったアタリが穂先に出ることがある。またエサのローテーションは、目先を変えるためにも重要だ。
カサゴやハタ類を狙うのであれば、底狙いオンリーでOKだ。仕掛けもカワハギ用ではなく、堤防カサゴ用の少し太めのものがお勧めだ。エサは冷凍ウタセやアオイソメ、その他にサバやサンマの切り身も有効だ。エサの刺し方も、カワハギほどシビアではなく大きめに付けてアピール重視を意識しよう。
チョイ投げでキス&メゴチ
キスイカダの周りが砂地なら、チョイ投げでキスやメゴチを狙ってみよう。
仕掛け
使用するタックルは(1)で、エサはアオイソメかイシゴカイ。片テンビンにボート用の短めのキス仕掛けをセットするだけ。ハリは7~8号ぐらいが目安だ。
釣り方
キャストして底まで沈めたら、少しずつ手前にサビいてアタリを待つ。このとき着水したらすぐにイトを止め、テンションをかけたまま沈めるようにしよう。フリーで沈めると仕掛けがテンビンに絡まってしまう。