今回は、キンメダイの聖地新島沖の深海釣りに精通する山崎徹さんの実釣とともに、同氏が求める深海釣り用リールと、バッテリーの性能についてレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版編集部)
マイバッテリーを使う4つの理由
ここで、注意したいのが、必要なのはリールだけではないこと。せっかく用意した高性能なリールも、安定して動作させる電源がなければただの重いだけの手巻きリールになってしまう。
そこで山﨑さんは、安心して長時間使用できる電源として、この秋発売されるビーエムオージャパンのリチウムイオンバッテリー25.2V/16.5Ahを使用した。その理由について聞いたところ、次のような答えが返ってきた。
1.電力の安定供給
「今回乗船した三昭丸は、専用の電源を備えていますが、24V用の電源がない船はまだまだ多く、既製品の釣り用バッテリーで24Vに対応したものもないため、12Vバッテリーを直列で2台つないで使用する人も多いです。船の電源があっても、たくさんの乗船者が全員最新モデルのリールだったりすると、リールの供給電圧の表示が最初から目盛りひとつなんてもこともあって…」と山﨑さん。安定してリールの性能を最大限発揮できることが大事だ。
2.リールの本領を発揮させるため
また、同氏は「従来使用していた大型の鉛バッテリーでは、ミチイトを太くすると根掛かりを切るのもひと苦労でした。しかし、今使用している25.2Vのリチウムイオンバッテリーなら、太いミチイトや、ステイト20号以上でも楽に切れる」とのこと。高性能リールがパワフルな巻き上げ力を発揮するには、優れたバッテリーが必須というわけだ。
3.大容量であること
そして、この日は終日使い続けて、容量の目盛りが一つ減っただけ。これだけの大容量なら、安心して釣りに集中できるという訳だ。
4.パワーだけでなく軽さも
このほか特筆すべき点は、本機の重量は2.7㎏と非常に軽いこと。これまで超大型電動リールの電源に釣り人が多用してきた12V/20Aの鉛バッテリーは1台6.5㎏前後。これを2台つないで使用するので、その重量は13㎏にもなる。リチウムイオンバッテリーを使用するメリットはパワーだけにとどまらないのだ。
▼リチウムイオンバッテリー25.2V/16.5Ah
http://bmojapan.jp/fishing/10a0005_10a0006/
▼このほかのビーエムオージャパンの船釣り用品
http://bmojapan.jp/fishing_genre/boatfishing/