爆釣した魚が食べきれず冷凍庫で魚が眠る…。こんな「釣り人の悩み」と「地域の課題」を同時に解決する取り組みが西伊豆でスタートしました。
(アイキャッチ画像提供:はんばた市場)
釣りあるある?「冷凍庫がパンパン」
先週末は大爆釣!しかし、食べきることができず冷凍庫で眠る魚たち…。今週末こそ食べよう!と思いつつ、一向に減る気配はありません。
魚の鮮度は落ち、冷凍庫のスペースを取るので家族からはブーイング。最終的には、しぶしぶおニューの冷凍庫を買い足す…。釣り人なら似たような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
釣果を地域通貨に?
そんな「釣り人の悩み」と「地域の課題」を同時に解消する取り組みが、静岡県西伊豆でスタートしました。
「ツッテ西伊豆」がスタート
9月8日、西伊豆でスタートした「ツッテ西伊豆」。簡単に説明すると「西伊豆の船釣りで釣れた魚を、地域通貨(サンセットコイン)と交換する取り組み」です。自治体が主体となり、魚を売買する仕組みづくりを行うのは全国初とのこと。
交換できるのは「西伊豆の提携遊漁船」での釣果のみが対象で、提携遊漁船から証明書(魚を締め方や保存方法の基準あり)を発行してもらうのが条件となります。
釣果を「地域通貨」に
提携遊漁船で釣れた魚は西伊豆の直売所「はんばた市場」に持ち込み金額を査定。魚の種類、サイズ、人気度によって金額が決定されます。
金額に納得したら交渉成立。この時に魚と交換される通貨が、西伊豆で使える「サンセットコイン」です。西伊豆町にある提携先の食事処、物産店などで使用が可能。釣り人にとって嬉しいのが、ガソリンスタンドや宿でも使えるところで、「釣った魚で釣行費をまかなう」なんてこともできるかも?