基本的に船釣りのプランはターゲットが決まっている。1回の釣行で2種目以上狙えると何だかお得感がある。今回は、コマセマダイ&アジ五目&イカメタルの3種目を狙えるリレー便に乗ってきたので、その模様をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:webライター・小玉洋幸)
アジ五目
次はアジ五目に転戦。
戦略
マダイとは真逆に、トップシーズンに入っていたこともあり、誘いに関してはあまり考えていない。ここ数日の釣果も申し分ない状況であった。時合いが来たタイミングを逃さないことと手返しを意識した。
タックル
タックルは以下の通り。
・ライトジギング用ロッド
・ライトジギング用リール
・PEライン1.0号
コマセマダイで使用したタックルを流用し、仕掛け市販品を使用した。細い仕掛けの方が食いが良いかもしれないが、この釣りは時合いが勝負である。手返しが良いものであれば良い。
仕掛けは市販品。初心者なら針の本数を減らした方がトラブルが少ない。
ついに時合いが到来
さて、アタリが無いまま3時間ほどが経過した。覚悟していたとは言え、反応が出ているにもかかわらず食わない状況を続けるのは流石に辛い。それでも我慢していると、時合いは突然訪れた。20時頃竿が大きく撓った。すかさずアワセを入れ巻いてくると、20cmほどのアジが釣れた。そこからは落とせば数匹付いてくる感じで、いわゆる入れ食いというやつになった。サイズは20~25cmで、稀に尺が混じるという具合だった。釣れ始めると面白いように釣れるので、そこからは終始忙しくなる。
イカメタル
今回の釣りを締めるのはイカメタルだ。
戦略
私自身、初めてのイカメタルである。事前に誘い方などを予習したり、当日船長に聞いたりした。あとは、これまでの経験を活かしながらやってみることにした。
タックル
イカメタルのタックルは以下の通り。
・エギングロッド
・3000番リール(シマノ)
・PEライン0.6号
アカイカは8杯の釣果に
アジ五目の隣でできるのが1つの魅力と思われるこのイカメタル。アジが釣れない時間が3時間あったと記載したが、イカメタルの反応も良くはなかった。しかしながら、日が暮れてからは多少なりとも反応はあった。釣れずともアタリはあるのだ。
何度も底を取り、軽くシャクりながら巻き上げてくる。すると着底後突然ずっしりとした重みと共に、イカ独特の引き。バラしたくないので、ゆっくりと慎重に巻き上げた。釣れたのは、胴長35cmほどのアカイカ。ケンサキイカとも呼ぶ。
特にこの時期のアカイカは型が良く、引きも強い。使用したのはエギングロッドだったこともあり、イカの引きを堪能した。最終的に、8杯のアカイカを手にすることができた。