「ハゼ釣り」は夏から秋にかけて手軽に楽しめる人気の釣り。都心近郊でもできて、初心者や子供でも簡単に釣れるのが魅力です。最低限の道具で始められ、「初めて魚を釣った!」という感動体験を家族で味わえます。この記事では、安心して楽しめる釣り場や必要な道具、簡単な釣り方、さらに美味しい食べ方まで分かりやすく紹介します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)
初心者はちょい投げ釣りがおすすめ
「ちょい投げ釣り」は仕掛けを少し沖に投げるだけで広く探れるため、魚影が薄い場所でも釣果を得やすいのが特徴です。初心者や子供でも楽しみやすいので、最初の1本には「ちょい投げセット」がおすすめです。
釣具店やネット通販では、竿・リール・糸がセットになった「ちょい投げセット」や「万能竿セット」が2,000円〜4,000円ほどで売られています。まずはこれで十分楽しめます。長さは扱いやすい2m前後のものを選びましょう。
仕掛けは、針やオモリなどが一体になった市販の完成品が断然おすすめです。パッケージから出して糸に結ぶだけなので、難しい作業は一切ありません。以下の製品は定番で、どこの釣具店でも手に入りやすいでしょう。
ちょい投げは子どもにもおすすめ(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)ハゼ釣りにおすすめのエサは?
釣りのエサというと、生きた虫を想像してしまいますよね。もちろん、ジャリメ(イシゴカイ)などの虫エサはハゼの食いつきも抜群で最強のエサです。
ジャリメ(イシゴカイ)
細身のためハゼが食べやすく、よく動くのでハゼの興味も引きやすいエサです。ニオイでのアピール力もあり、動かなくなった短いエサでも魚が反応しやすいのも特長。入手もしやすくハゼ釣りではおすすめのエサとなります。
ジャリメ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)アオイソメ
多くの釣りで使われるポピュラーな虫エサのアオイソメもハゼのエサとして使用されます。
ただ、ジャリメよりも硬さがあり、太いものが多いので、遠投が必要な釣り場での落ちハゼ釣りなどには向いていますが、シーズン初期の小型のハゼにはあまり向かないエサです。購入する際には大や中サイズではなく小(細)サイズのものを選ぶようにしましょう。
アオイソメ(提供:TSURINEWS関西編集部・松村)ゴカイ
地域によってはミズゴカイなどとも呼ばれる虫エサで、非常に柔らかいエサのため吸い込みがよく、ハゼの特エサとして知られているのがゴカイです。入手しにくいのが難点ですが釣具屋で売られているのを見たら買ってみるといいでしょう。
虫エサの付け方は通し刺しで垂らしは1cm以内(提供:TSURINEWS編集部 松村)虫が苦手でも使えるエサ
どうしても虫は苦手……という方もご安心ください。ハゼは食いしん坊なので、代わりになるエサがたくさんあります。
パワーミニイソメ
見た目も動きも本物のイソメそっくりな人工エサ。フルーティーな香りで、常温で保存できます。
パワーミニイソメとハゼ(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)ハゼほたて
ハゼが好きなホタテの身を釣り用に加工したもの。針に付けやすく、手も汚れません。
ハゼほたて(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)ベビーホタテ
スーパーで売っているボイル済みのベビーホタテも有効です。小さくちぎって針に付けましょう。
ベビーホタテも使いやすいエサ(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)ハゼ釣りの服装と便利な持ち物
・服装:汚れてもよく、動きやすいもの。日差しを避ける帽子は必須です。
・ライフジャケット:特にお子さんには必ず着用させましょう。安全第一です。
・クーラーボックス:飲み物を冷やし、釣れたハゼを持ち帰るのに使います。
・ハサミ:糸を切るのに使います。
・タオル・ウェットティッシュ:手が汚れた時に。
・飲み物:熱中症対策に多めに用意しましょう。
・日焼け止め:夏場は特に忘れずに。
・ビニール袋:ゴミは必ず持ち帰りましょう。
・ジップロック:釣ったハゼを入れるのに便利。下処理後の保存にも活用できます。


