百円均一ショップのダイソーでは様々な種類の釣具が販売されています。今回はダイソールアーの1つミノーモンスターを使ってシーバスを狙ってきました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・池田光希)
ダイソー「ミノーモンスター」の種類
ダイソーミノーモンスターには静止状態で水中に浮かんでくるフローティングタイプと水中に徐々に沈むシンキングミノータイプがあります。カラーはクロキン、アカキン、ブルキン、イワシ、レッドヘッドの5色がありますが、レッドヘッドだけは多くの店舗で取り扱っておらず大変貴重なカラーです。
サイズはフローティングタイプ、シンキングタイプ両方とも90mm、110mm、130mmのシーバス釣りの定番サイズ3種類。フローティングタイプは90mmが7g、110mmが12g、130mmが13g。シンキングタイプは90mmが8g、110mmが13g、130mmが23gです。
ダイソーミノーでシーバスゲーム
8月3日、静岡県浜松市を流れる大規模河川天竜川の河口付近へ釣行。当日の釣り場の様子は満潮の時間帯に釣り場に到着したためシーバスはいるはずですが、ボイルや生命反応が全くありません。
水も透き通っているため、少しでもシーバスが溜まっているであろう本流と支流の合流地点から攻めることにしました。使用ルアーは「ミノーモンスターシンキングタイプ9mmイワシカラー」です。初めの数投は本流と支流の合流地点にルアーをキャストして流れの緩やかな支流へと巻いてきます。
アタリが全くないので、今度は岸側のストラクチャーと流れがぶつかってできるヨレにしつこくキャストして探っていきます。しかしここでも反応がありません。今度は支流の方へとキャストして探っていきます。そんな感じのサイクルをかれこれ1時間続けましたが、全くアタリがありません。
本命シーバスキャッチ
その場に座り込んで竿を投げていると、ギュルルッとリールのハンドルが止まります。長いことアタリがなく油断していたこともあり、根掛かりかと思っているとラインが急に走り出します。
渋い中のバイトは絶対に逃したくないと思い、すかさず合わせます。途中で針が外れないように慎重に巻いてくるとギラッと水中に輝く銀色が見えました。シーバスです。しっかりと手前まで引き寄せてランディングに成功しますが、それと同時に針が抜けてしまいました。しかし、これでようやくダイソーミノーモンスターでシーバスを釣ることができました。
「芳川」と「馬込川」の合流地点へ
ナイトゲームでは釣り場を変えて同じく静岡県浜松市を流れる「芳川」と「馬込川」の合流地点へやってきました。釣り場に着くと、上潮と同時にシーバスが河口域まで入ってきてボイルしているのが確認できました。ボイルしている個体を狙って、ダイソーミノーモンスターのフローティングタイプクロキン90mmで攻めてみることにしました。
釣り場には既に釣り人がおり一級ポイントには釣る場所がないため、仕方なく街灯を頼りに流れを見極めながらヨレやストラクチャー付近を狙ってキャストしていきます。
シーバス60cmをキャッチ
しつこく投げていると足元の回収するかしないかのタイミングで強烈バイト!ドラグを緩めにしておいたので急に走り出します。逃げられないようにしっかりフッキングを決めて、巻いていきます。
近くまで巻いてきたあたりで、ヘッドライトに照らされた水面にギラっと銀色に光るシルエットが見えます。親切な釣り人さんがランディングをしてくれたおかげで無事に釣り上げることができました。サイズは60cmジャスト!しっかりとダイソーミノーモンスターで釣ることができました。
ミノーモンスターの実釣感想
ダイソーミノーモンスターを使ってみて感じたのは「実用性の高さ」。だだ巻きでもしっかりとアクションをしてくれますし、デイゲーム、ナイトゲームそれぞれでシーバスを釣ることができました。
さらにダイソーミノーモンスターの1番の強みといえるのは110円というコスパの良さ。ストラクチャー周辺や新地開拓で水底の様子がわからなくて攻めたアクションができない時などでもロストを恐れずにキャストすることができます。
しかし針が非常に脆く、60cmのシーバスを釣った時には一発で針を曲げられてしまいました。それだけではなく家に帰りしっかりとケアをしてもすぐに錆びてしまいます。用心深い人はフックを市販の釣具屋さんで購入したものに変えてあげると安心かもしれません。
<池田光希/TSURINEWS・WEBライター>
天竜川河口付近
芳川と馬込川の合流点