陸っぱりで釣れるゲスト魚の中でも嫌われがちな「アイゴ」。今回は、美味しく食べることができる、筆者オススメのムニエルのレシピを紹介。ニオイもなく絶品ですよ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
ニオイの原因は内臓とエラ
「アイゴの身は臭くて食べられない」と聞いたことがある人は多いと思います。ニオイの原因は内臓とエラであることが多く、釣り上げてから内臓をそのままにしておくと身にニオイが移ってしまいます。
厄介な定番ゲスト魚「アイゴ」の下処理方法 安全に美味しく食べるために
アイゴを持ち帰って食べる場合は、釣り場で適切に下処理をすることが重要です。また、しっかり下処理をしても、鮮度が落ちてくるとニオイが復活してしまうことがあるので、捌いたアイゴは生食・加熱調理問わず早めに食べることをオススメします。
実は美味しいアイゴ
アイゴを使ったレシピで、簡単にできるのが「ムニエル」です。以前、筆者の釣り仲間からアイゴをもらったので、ムニエルにして試食してみたところ、他の白身魚とは違った独特な旨味があって、とても印象的でした。
ニオイもなく、一度食べてみれば病みつきになってしまうこと間違いなしです。また、ムニエルを焼いた後のフライパンでソースを作るのもオススメで、簡単にできるトマトソースをアイゴのムニエルにかければ暑い季節でもさっぱりしていて食べやすくなります。
アイゴのムニエルの材料
・アイゴの切り身または半身:適量
・塩こしょう:少々
・小麦粉:適量
・にんにく:1片
・オリーブオイル:大さじ1程度
ソースの材料は以下の3つです。
・タマネギ:1/4個
・オリーブオイル:大さじ2
・みじん切りトマトまたはカットトマト缶:適量
ムニエルの作り方
1. アイゴの身全体に塩こしょうをしっかり振り、少し置いてなじませる。しばらく置いたら浮き出てきた水分を拭き取る。
2.タマネギをみじん切りにする。ニンニクは薄切りにする。
3.ソースの材料であるトマト、オリーブオイル、みじん切りにしたタマネギをボウルで混ぜる。
4.アイゴに小麦粉をまぶし、余分な粉は落とす。
5.フライパンにオリーブオイルを熱して、スライスしたニンニクを中火で炒める。ニンニクがこんがりと色づいてきて香りが立ったら取り出す。※このニンニクは完成後に盛り付けてもOK。
6.アイゴの皮側または、盛り付けた時に表になる側から中火で焼く。反り返ってくるので軽くフライ返しで押さえる。カリッとした焼き目がついてきたらひっくり返す。
7.ひっくり返したら、再びアイゴを軽く押さえて反りを防ぎ、弱火にしてフタをする。
8.じっくり火を通し、ある程度火が通ってきたら中火に戻して白ワイン少々(分量外、なければ料理酒でも可)を加えて再びフタをする。
9.1分ほど焼いたらムニエルの完成。
10.ムニエルを焼いた後のフライパンを弱火で熱してから3の材料を入れる。
11.タマネギがしんなりしてくるまで弱火で煮込む。
12.アイゴのムニエルにソースをかけて完成。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>